[0:10]こんにちは。多摩美術大学工芸学科の学科紹介と入学試験問題の説明をいたします。 工芸学科は陶、ガラス、金属の3つの素材のプログラムで構成されています。 この三つの素材を軸にして、人類が生きるために物を作り表現をしてきた工夫や技術、そして考え方を学びます。 そのために、素材と身体と思考とのつながりを大切にした授業を展開しています。 多摩美の工芸学科は日本でも有数の設備を誇りますが、それよりも大切なことは、教育に当たる先生方がそれぞれに第一線で活躍する作家である、ということです。 まず簡単に自己紹介をします。 私は工芸学科の教授の尹熙欌と申します。日本で生まれ育ち、多摩美術大学の大学院で陶芸を学びました。 多摩美の工芸学科の教員として19年になります。 この動画は、このような流れで進めていきます。
[1:28]まずはじめに、工芸学科での4年間の入口である1年生から2年生の授業の流れをお話しします。 これは1年生の授業の1年間の流れを説明するものです。ここで示したいのは、第1から第3までのステージで 陶、ガラス、金属と三つの素材の授業を受けながら、2年生になったときに進みたい素材のプログラムを絞り込んでいくということです。 4月はじめに2週間の基礎造形の授業が終わると、第1ステージが始まって、陶、ガラス、金属と三つの素材の授業を 4週間ずつ、合計12週間受けて夏休みに入ります。 次に、9月からの第2ステージでは、希望する素材の授業を二つ選びます。そして最後の第3ステージでは、希望する素材の授業を一つ選びます。 選択のイメージとしてはこのような感じです。 2年生から進む素材のプログラムを決めるのに1年生のうちに三つの素材の授業を受けてから決めたいという学生にはこの方法はとても助かるようです。 また、進みたい素材を入学前から考えていた学生でも授業を受けてみて考えが変わることもあります。 そしてこの第1ステージから第3ステージまでの授業方法は授業を受けながら自分に合った素材プログラムを選べるので 2年生になってからも自分の選択に自信が持てるので良いという学生の意見はよく聞かれます。 ほかにも1年生で三つの素材の基礎を学んでいるので上の学年になっても、応用力がつきます。 ちょっと脇道にそれますが、デザイン基礎というパソコンを使う授業と絵画基礎というアートの基本を学ぶ授業もあります。 ほかには、プロカメラマン講師から撮影の方法を学ぶゲスト講義もあります。 さて、2年生からは、陶、ガラス、金属のプログラムに分かれての授業が始まります。 ここからはそれぞれの工房で基本的な技術や加工方法、設備の使い方を学びます。 2年生からの本格的な基礎課程では身体を通して素材を感じる授業の中で 素材が自分の思い通りに動いてくれないことを学びます。この試行錯誤の時間と環境は、何よりも貴重な体験となります。 次に、3年生では素材と自分の制作を社会との関わりの中から考えることで 作家活動や就職といったキャリア活動に備えます。 4年生では、自由制作がメインです。 課題にかける時間もだんだん長くなって、自分で制作のプロセスを組み立てる力を養います。 卒業後の自立した物作りに備えます。
[4:30]それでは、ここから各工房を見学していきましょう。 こんにちは、ガラスプログラム馬越です。これからガラス工房の紹介をしたいと思います。 この実習室は、ホットワーク実習室といいます。吹きガラスに代表されるような、溶解炉に溶けているガラスを 竿の先に取って、造形していく、そういうことを総称してホットワークと呼んでいます。 ここにみえているのが、ガラスの溶解炉です。ちょっと開けてみますね。
[5:11]こんな感じで、この中にドロドロの水あめのようなガラスが溶けています。温度は、そうですね1200℃弱ぐらいあります。 いま、学生がガラスを巻き取っています。僕たちはガラスを巻き取ると言い方をしていますけども、要はステンレスの棒だったり、パイプの先にガラスをくっつけてくるということですね。
[5:43]こんな感じの柔らかいガラスです。
[5:51]いま、こちらではちょっと4年生が卒業制作なんですけども、大きい作品にトライしています。 このぐらい大きい作品になると、数人がかりのチームで作業することになります。 次、にここはコールドワーク実習室といいます。先ほどのホットワークと対照的に、コールドワークというのは、冷えて硬い状態のガラスを切ったり削ったり磨いたり、そんなことを総称してコールドワークと呼んでいます。 ここにはそのための機械が、いろんな種類のものが並んでいます。平面を削るための機械であったり、あとは切子といえばちょっとイメージが湧く方も いらっしゃるかもしれないですけども、そういろんな削り込みをやるための機械たちであったり、というものが並んでいます。 学生も少し作業はしていますけども、彼なんかは結構大きな作品であっちの方で削っていたんですけども、今ちょっと全体のフォルムをチェックしたりしてるということだと思います。 そしてこの部屋がキルンワーク実習室と呼んでいます。キルンワークというのは、先ほど見ていただいた ホットワーク、コールドワークという中のちょうど中間に位置するようなことなんですけども、キルンとは電気炉のことです。 電気炉の中で、何らかの仕掛けと言ったりしますけども、例えば石膏で何らかの型を作って、そこにガラスを詰めてそれを加熱してその形通りにする、キャスティングですとか ガラス同士をくっつけるヒュージング、あとガラスの重さで加熱したことによって曲がったりすることを利用して 造形するスランピング、様々あるんですけども、そんなことをする、いろんな電気炉がたくさんが並んでいる部屋です。 あちらにはモデリング、石膏型を作ったりするためのスペースがあったりします。ちょうどいまこちらでは4年生なんですけども、
[8:02]窯にこれから入れて焼成をスタートする準備をしています。彼女がいまやっているのは、細かいガラスのパウダーを型紙を使って棚板の上に敷き詰めていっています。
[8:20]これを焼成すると、ガラスの粒同士がくっついて一つのものになる、そういうことです。 こんにちは、金属プログラム研究室の手銭五郎です。よろしくお願いします。 ここは金属プログラム研究室の工房でいうと、銅場と呼んでおります。非鉄金属、銅とか銀とか金とか、そういう柔らかい金属を加工する場所です。 伝統工芸でいうと、追起銅器という技法がありまして、それを応用して造形としては自由に制作をしている場所です。 見ていただくと、不思議な道具がいっぱいあると思いますが、こういう当て金という道具と金槌ですね、あと木槌も使えます。 そういう板金に近い技法なんですけども、それで叩いて形を造形するというのが、基本になる工法です。
[9:18]向こうにずらっと並んでるのが、当て金。作りたい造形に合わせて選ぶ、ときには作ったり するような加工もできるところです。 作りたいものはどんどん学生によっては大きくなってくることもありますが、先ほども言いました追起銅器という 器を1枚の板からつくるような、ベースになる技法から溶接、ロー付けだとか、胴付けだとか、そういうのを組み合わせて自分の目指すデザインの作品を作っております。 はい、ここは彫金工房になります。 彫金は主にジュエリーを作る学生が多いですけど、いわゆる基本技法で、彫金の折りとか、糸のこで切削とか そういうのでジュエリーを始め、装身具などいろいろ、小さいものが多いですけども、自分に自由に使って作品を作っていく場所です。
[10:21]ここは今、学生が卒業制作をしてますけども、だいたい一人一つ台機が与えられて、そこにはバーナーだとか作業する道具材料が 一式がまとまって置いてあるような場所です。 中には機械工具でリューターだとか、奥の方だと七宝やる学生もいるので、釉薬を使って材料様々なものをつかって自由に作っている場所です。
[10:51]火を使うので、向こうもバーナーの大きいものを使ったりしますけど、ロウ付け等もできるスペースがあります。 はい、ここはですね鉄場といって僕らそう呼んでますが、鉄素材をメインに加工してるところです。 ガス溶接、電気溶接、あと鍛造ですね。いわゆる火作り、鉄を真赤にして、それを叩いている作品だったり 先ほどの当て金という道具を制作したり、常に熱く火を使って作業するところです。 今奥の方でも電気溶接で火花散らしてますけども、いわゆる鉄工所みたいなところです。 ここでも結構大きい作品を作る学生がいるので、全員でいっぺんに作業するとものすごい音がします。 危険に見えますけども、もうここでは学生は作業に慣れてますので、安全を気にしながら、制作していますが 4年生にもなると、もうどんどん、どんどん、自分で作業できるようになります。 最後に陶プログラムの工房を紹介します。 ここは陶プログラムとガラスと金属、みんなで使う工芸棟ギャラリーです。 今日は、陶プログラムの3年生が明日の講評会に向けて作品の設置をしています。 はい、この部屋は粘土室です。 2年生が使う4種類の粘土があそこに置いてあります。 この機械は粉砕土練機といって、粘土を砕いて練り直す機械です。 これは今何をしてるところですか?いま授業で使う粘土を粉砕土練機で練り直してるところです。
[12:40]もうできたのかな?じゃあちょっと上げてみましょう。 はい、あげます。
[13:06]これで1本何キロぐらい?これで1本だいたい5~10キロくらいです。はい、ありがとう。 こうやって粘土を練り直して、また授業で使います。 はい、ここは釉薬室です。 釉薬を作る材料と、作品の着色をする材料がある部屋です。 ここで釉薬を作ったり、作品に釉薬をかけたりすることとをします。大原さんこれは今何をしているところですか? いまは材料を計っていて、これから釉薬作りで、粉を計っているところです。 これを、どう使うんでしょうか?これをこの白マットというのに混ぜて、もうすこしピンク味がかかった色になる予定なんですけど、 なるほど。ピンク色の釉薬みたいなものをつくる。そうです。なるほど。 こちらは井上くんが釉薬をつくっています。それは釉薬ですか? こちらは絵付け用の絵具で、素焼きした作品の上に絵付けの絵具で色を付けていて、このあとまた本焼きをして、色を焼き付けるという作業をしています。
[14:28]なるほど、ありがとうございました。 そんな作業をここにある材料を使って、みんながしています。 あそこにあるのは色のサンプルであったり、みんなで使える釉薬だったり、いろんな設備があります。 はい、ここは陶プログラムの3階の教室です。ここは3年生が使っていて、向こうの方は大学院生が使っています。 テーブルを一人一つ使って作業ができます。ここでは、ろくろをここにも集めてきて、ろくろをひいている人もいます。 以上で工芸学科の工房紹介を終わります。
[15:09]次に、工芸学科のキャリア教育についてお話しします。 工芸学科では、毎年2月末から、六本木のミッドタウンにある多摩美が運営する TUBというギャラリーで、1,2,3年生の優秀作品選抜展や大学院生の作品展示を行っています。 そして記録の図版を発行します。 また、ガラスプログラムと金属プログラムでは3年生が学外のギャラリーを借りて、自分たちで展覧会を企画して 広報から搬入といった運営をします。 これは、横浜のみなとみらいギャラリーでのガラスプログラムの展示の様子です。 これは金属プログラムの天王洲ギャラリーでの展示の様子です。 陶プログラムでは、4年生と3年生の優秀作品を選抜して 銀座のアートギャラリーで、たまびやきというグループ展を行います。 学外での発表では学内での展示と違う刺激と緊張感を体験することになります。 そのほかにも、年に数回、世の中で素晴らしい活躍をしている作家を招いて作家さん独自の制作や、作家としてどのように生き残っているのか を中心に話を聞いていきます。
[16:32]ここで話を変えて、卒業生の進路についてお話しします。 この表は、3月に卒業した時点での進路を2015年から7年間で平均をとってみたものです。 左側の就職の枠が47%となっています。 毎年60人前後の学生が卒業していきますが工芸学科の学生の大体半分が、卒業時点で就職を決めました、ということです。 就職先については、大学で学んだ陶、ガラス、金属以外にも生活雑貨、服飾、ジュエリーや家具、カバン、玩具といった製造系の会社に進む人が多いです。 大学の授業で素材を触って、制作してきた経験を企業側が評価してくれてるのだと思います。 ほかには、Webデザインや広告系、ゲームやキャラクター業界にも毎年何人か進んでいます。 工芸学科では、作り手としていろんな仕事に対応できるようにデザイン基礎の授業以外にも普段からパソコンで資料を作って プレゼンテーションをすることにも力を入れて、就職に備えています。
[17:51]最後に、卒業生の活動です。 工芸学科ができてから25年になりますので卒業生の数は1600人を超えています。 そのほんの一握りにはなりますが、卒業生の活動の様子を紹介します。 このスライドは就職して企業で主にデザインの仕事に就いている人たちをまとめています。 次のスライドは、作家として活動している人たちを何人かまとめています。 卒業後、作家の道に進む人は、自分で工房を構えたり、仲間と数人で共同アトリエなどを設立して、作品制作を続けます。 そうしながら自身の作品を展覧会などで発表したり、仕事につなげたりします。 彼らがつくるものは使えるものから鑑賞のものまで、工芸からデザインやアートまで、実に様々です。
[18:48]では、学生の声を聞いてみましょう。
[18:54]多摩美の工芸学科は、陶芸と金属とガラスというのを順番に体験していきながら、 一つのやりたいことに絞っていくという流れで元々はもう、陶芸しかあんまり考えずに、いろんな専攻もあったんですけど その中でガラスを始め、吹きガラスから始まったんですけど、 今までやってきたもの、見てきたものと全く違う素材の姿にすごい惹かれて、そこから急に陶芸やろうと思ってたのが、方向転換して ガラスやってみたいなあという気持ちからガラスを選びました。 いろんな角度から、その素材について考えたときに、やれることというもののアイデアがどんどん出てくるというのが、すごい面白いなって思います。 僕は玉 美術 大学 の ガラス を 選ん で から 知っ た こと な ん です けど 、 なん か 玉 美術 大学 の ガラス プログラム っていう の が すごい全国の教育機関の中でも、恵まれた場所だなというのを修士まで来るにあたってすごい感じて 僕はその卒業制作が通過点だったというか、ここをプラス2年あったらもっとこうできるみたいなのがすごいあった卒業制作になったので なんかそこのプラス2年で、自分のそういいうもどかしさみたいな、もっとこうしたいみたいな強い思いを形にしたいな、というところが一つと もう一つは院生って論文を書くんですけど、自分が今までやってきたこととか、 それこそさっき言った、もっとこうしたいみたいなのは一体なんかどういう自分の気持ちから生まれてるんだろうみたいな部分を言語化するっていう意味ですごい論文っていうのが、今の自分にとっては必要なことなのかなって思って 大学院に進学しました。
[20:46]私自身が昔から絵を描くことは好きで、なんですけど、その美術の道を学ぼうとかそういうふうに思ってなかったんですけど 中学に入ったときに、真剣に考えるようになって、そのときに出会った美術教員の人たちが3人いらっしゃるんだけど その人たちのおかげだと思います。その3人のかたたちはすごい優しくて、すごい親身に私のことを聞いてくれたりとかして そういう人間性というものに惹かれていたんですね。で、それで、その3人のかたたち全員が、工芸の金属を出ているかたたちで そのことを受けて、美術を学んでいくなら、人間性もすごい鍛えたいなと思っていたので、入るんなら工芸の金属専攻だなというふうに考えていました。 昔は師匠と弟子というイメージそういいうのが、いま大学にも残っている感覚があって 教え方も努力をしてきた人たちの教え方で分かりやすかったりとか、あと親身になってくれたりとか、僕もそういいう経験があって、 だからこうしたらうまく行ったよとか、そういう失敗例とかもいろいろ出してくれて すごいいい、分かりやすい指導が多いところ、自分とちゃんと接してくれようとしてるんだな、というふうに感じる温かさというのも いつも感じています。 金属の面白いところは、ガラスと陶と比べてみると、素材を触る時間が一番長いのかなというふうに感じます。
[22:38]自分で触ることができる。ずっと対話をしながら制作のできる素材だと思っていて、素材も私をすごい親身に関わろうとしている感覚を覚えていて 金属を触っていて楽しいなというふうに感じます。
[22:58]まず幼少期の小学生から中学生とかのあいだに日本舞踊を習っていた関係で、結構工芸品に多く触れる機会が多々あって、 あと、食器とか時計とかジュエリーとかそういったものが元々結構好きで、自分で作ってみたいなって思ったのがきっかけです。 元々細かい作業とするのが好きというのと、そうゆう手のひらに収まるくらいのサイズ感を作ってみたいという思いから、彫金を選びました。 魅力はやはり、ガラスと陶はどうしても割れてしまったりとか、あの、ずっとちまちまいじってたりとかするのが 乾燥とかいろんな関係で、できないと思うんですけど、金属は結構ずっと手を入れたりすることができるので 自分が納得いくまでできるのがいいところだと思ってます。 その場にいないとできない作業とかっていうのが、道具とかもないとできなかったりとか、あの、その環境がないとどうしてもできないことが多いと思うので ちゃんとアトリエに来て、作業して、家へ帰ったら切り替えて、もう休むみたいな感じのが、工芸科の特徴だと思います。 最初は実力一筋の職人になりたいなって思ってたのが、シンプルな理由です。 土で、粘土で何か造形するのが楽しいなというふうに思ったのと、陶専攻の魅力はやっぱり造形して、土をその窯に入れて 焼成した後と、焼成する前とで色とか、形とかが違うので2段階楽しめるってとこが魅力かなって思ってます。 陶芸やってるので、ろくろをよく使ってるんですけど、ろくろで中心を最後まで、自分でぶれずにひけたときが一番楽しいです。
[25:02]続いて、入学試験問題についてお話しします。 工芸学科の試験内容は、この表のようになっています。 まず鉛筆デッサンについてお話しします。一般選抜の鉛筆デッサンとそれ以外、 つまり総合型選抜、外国人留学生選抜、帰国生選抜ではスタイルが少し違います。 一般選抜の鉛筆デッサンでは、受験生は台に乗ったモチーフを囲んでイーゼルで描きます。 モチーフの配置は、各自が頭の中で思い描いた配置で描きます。試験時間は5時間です。 それに対して、総合型選抜、外国人留学生選抜、帰国生選抜の鉛筆デッサンでは モチーフを受験生一人一人に配って、各自机の上に自由に並べてそれをみながら4時間で描きます。 採点のポイントは、どちらのタイプのデッサンも同じで、まずは形が正確に取れているか。 次に質感と色彩が描けているか。そしてモチーフが同じ台に乗っているか。 それと前後左右の位置関係や、空間の描写や、画面の構成が描けているか。 さらに画面全体の空間の奥行きや雰囲気といった表現力などの基本的な描写力をみます。 総合型選抜の実技は、鉛筆デッサンか、立体造形かをを選んで受験します。 立体造形の試験は、配布された材料を使って自由に造形する試験です。 どんなものを作るのか、作品の点数もサイズも自分で決めていただけます。生活の中で見慣れたような材料を造形素材として 新鮮な感覚で捉えて、材料の特性を利用した思い切った造形にしてみてください。 材料をできるだけたくさん使って、粘り強い取り組みを期待します。 また、完成度やテクニックよりも、みなさんの楽しんでつくるエネルギーが伝わるような作品を期待しますので、ぜひチャレンジをしてみてください。 配点についてお話しします。 一般選抜の学科試験では、一般方式と共通テスト1方式が選べます。 この二つに総合型選抜を加えて、それぞれに試験科目の配点が違うことをこの表で示しています。 実技が得意な人、学科に自信がある人、みなさんそれぞれの力が活かせるパターンを選んでください。
[27:42]多摩美術大学では、芸術祭やオープンキャンパス以外のタイミングでもホームページから学校見学を申し込めます。 美術系大学への進学先を選ぶのに、可能な限り、実際に大学に足を運んで工房を体で感じることをお勧めします。 工芸学科では、5月の終わりの土曜日に、ガラス、金属、陶の工房と教室の制作中の学生のあいだを案内して歩きながら 普段の様子を見ていただくオープンスタジオを開催しています。毎年4月の終わりごろから、ホームページなどで告知をしますので、ご興味のあるかたはご連絡ください。
[28:27]工芸学科を紹介する別の話をします。 この学科紹介動画の準備段階で、工芸学科の在校生にこれから受験をしようとする人に、工芸学科のことを説明してあげてください。 というテーマでアンケートをしてみました。 その中の入学前と後で、学科の印象は変わりましたか?という質問に、3年生がこう書いてくれました。 自分は入学前は工芸と聞くと、伝統工芸を主にイメージしやすかったですが、入学してみると、多摩美では、日本の伝統の枠を飛び越えて 学生たちが伸び伸びと自分を作品に落とし込んでいき、その作品の中で、作品と自分というよりは、自分対自分を見ている そんな印象でした。と書いてくれました。ほかにもたくさんのメッセージがあるので、学科オリジナルサイトをご覧ください。 これとは別に、多摩美の工芸学科では、公式X、旧Twitterと公式Instagramがあります。 教室や工房で見かける何気ない様子をアップしていますので、一度ご覧ください。 それではこれで、工芸学科の学科紹介と、入試問題の解説を終わります。 入学してきた学生はみんな楽しそうに学んでいます。 工芸学科にぜひチャレンジしてみてください。



