[0:00]最近こう見た作品だったり触れた作品があれば教えてもらっていいですか えー、何かすごい話題になってる映画で、李 相日監督の国宝という 映画を見に行ったんですけど、それがすごく面白かったですね。 まあ、見てる方も多いと思うんですけど、 任侠の家に生まれた菊男と、え、歌舞伎の家に生まれた駿坊っていうこの2人 吉沢亮さんと横浜流星さんのお二人がそれぞれ演じてるんですけど ある出来事をきっかけにこの任侠の生まれ、まあ、家で生まれた菊男が歌舞伎の世界に入って で、駿坊と共になんて言うんですかね、まあ、稽古して役者になっていくという 大きく言うとそういう話なんですけど、 ま、とにかく3時間ぐらいあるんすかね。3時間あるんですけど ま、どの瞬間も映像が面白くて役者さんのお芝居もすごく て見終わった後にね、なんて言うんすかね、面白いだけじゃなくて こう、食らった感じがすると いうか見ました 見ました そういう感じなかったですか? いや、すごかったなと なんかすごすぎてちょっとだけ別に映画に自分が関係してるわけじゃないのに はい 落ち込むみたいな表現としてなんか 食らっちゃったみたいなね はい なんかそういう感じがありましたね すごく普遍、普遍的なテーマでね ま、同世代の二人が同じ歌舞伎を志すわけですから そこにこう、ま、仲間意識ももちろんあるんでしょうけどライバル意識も あったりするんですよね だからまあ嫉妬っていう感情も描かれたり ま、血縁ってね、大事だと僕は思うんですよ 僕も両親から受け継いだというかその ま、ありますよね、遺伝っていうのは あと親見てあ、そう、そうなんやとか、こうするんやていう影響もあるじゃないですか はいはい だけど影響だけで言うと他の人からも影響を受けるじゃないですか はい とか他の友達とかからも そうですね ていう意味で言うと、その改めて思ったのはその 血縁はすごく大事ではあるけど、なんかそれ以外のその繋がりみたいな うん 教育みたいなものもあって、それはそれでちゃんと評価されるべきやなっていう風にも 思ったりしましたね あとやっぱね、映画見てない方がいると思うんであれなんですけど、とにかく役者の執念というか なぜそんなしんどい思いをして舞台に立たなければいけないのか なぜそんな悔しい思いをしてそれでも舞台に立つのかっていう 何なんでしょうね 高校の時サッカー部の練習しんどいって地元の友達に漏らした時に 本なんてやめたらええやんって言われて、こいつ何もわかってないなって感じたことが あるんですよ その練習しんどいからやめたいじゃないじゃないですか 練習ってしんどいもんやしトレーニングってしんどいもんやから体に ある程度負荷かけないと筋力もつかんし、経験もできないって それどんな仕事でもそうじゃないですか っていう次元を超えてるぐらいのね とんでもないなんかものを感じましたね うん あと作中でね、直接 ま、ちょっとネタバレになるんで言いたくはないんですけど、ま、ある役者が こう言われる言葉でね うん、あの ま、ニュアンスだけ言うと人間としてはもう嫌いだと だけど役者としてはとてつもないみたいなことを言われるシーンがあって あ、これは憧れましたね なんかね 今はね、何言われても嬉しいんですけどね 若い時とかね なんか 優しそうとか おしゃれとかね 可愛いとかね 言われるとね、絶望的な気持ちになるんすよね 絶望そう ほんまに面白いとか言われたら嬉しいんすけどそこだけを目指して 日々ネタ作ってやった結果が アンケート読んだ時の髪の毛切ったんですね似合ってましたとか いや、ネタはみたいな だからあいつほんま気持ち悪いし嫌いやわ でも面白いなって なったら一番嬉しいなって若い頃は思ってたんで ま、それを体現してる役者さんもこの映画の中にいるというか 登場人物としてるっていうのにすごくそうも食らいましたね あ、そういうもんだよなと思って 今の僕は別にそれを目指そうとは思わないですけど 可愛いって言われてももう嬉しいし 可愛い嬉しいです 優しいって言われても嬉しいし 昔嫌でしたけど ま、そもそも言われることがないですしね うん
[7:19]あと、まあ、この映画の中での稽古の付け方がとにかく、ま、年代も現代よりももっとその 稽古つけてるのが若い頃何十年も前ので設定なんで うーん むちゃくちゃ普通にちょっと殴られたりすると ああ なんかああいう稽古の風景でしたね うーん どうなんすかね なかなか厳しすぎるそういう稽古
[8:08]ま、運動部とかも20年前、30年前はめちゃくちゃ厳しかったけど 今はすごく優しとか まあ やらされてるんじゃなくて自分から進んでこうトレーニングするみたいな だから、ま、叱るはあるけどそんななんかこう 監督やコーチが選手に暴言を吐くようなことはないみたいな 資料になってるんすけど 絶対そっちの方が僕もいいと思うんすけど、なんか疑ってもいるんですよね それ その スポーツじゃないんすけど、なんか本当にスペシャルな世界 スペシャルなそういう歌舞伎とか ま、能とかもそうですけど 僕らの知らん世界では ピアノとかもしかしたらそうかもしれないっすよね あの まだ密かに めちゃくちゃ厳しい稽古が行われてるんちゃうかなって この世のどこかに なんかねそういう感じがするんすよね うん なんか いや、僕は絶対その子供が嫌々練習させられるとか そうなんてやめたくなるやろなとか 思うんですけど どっかで抜けがけしてる人おるんちゃうかなっていう なんで僕がこの問題にこだわるかっていうと その頑張りすぎないとか厳しすぎないっていう のすごくいいと思うんすけど だけどそうなった場合初期値が高い人間が勝つ社会になってしまわないかなと思うんすよ なるほど つまり今日から習い事始めましょうのその日 できてるやつ その日能力高いものが勝つ社会に ならないかなって じゃ、その初期値は何で決まるかっていうと じゃ、楽器の場合は家に楽器があるかとか、スポーツの場合は家にボールがあるかとか ま、野球あったらグローブがあるかとかそもそも親が子供の習い事に 関心があるかとかそれが言ってみれば初期値でそっから週3回 1日2時間の練習で初期値低かったやつが まくれんのかなっていう ただね人間の成長曲線って初期値ここ ほんでも初期値ここの二人がいて ま、二人が伸びていくんですけど
[11:54]ここが全然最初伸びなくて で1年後2年後3年後ぐらいでこの辺から伸び出すが あるんですよ でこの辺で停滞するとかあるんですよ だから成長曲線で全員投下じゃないんですよ 20時間やったらこれくらい伸びて50時間これくらい伸びて じゃなくて人によってどこで伸びるかって変わるから 基本頑張らないになった時に なんかだいぶ こう、いわゆる貧富の差とか そういうのがそのままその後の人生に反映され続ける社会 が今までよりも強くなるんじゃないかなっていうのを 国宝のめちゃくちゃ厳しい稽古風景を見た時にこんなしごかれたら 嫌やなと思ったんすけど、見てて怖いなと思ったんすけど うん平等な感じもちょっとしたというか ああ その歌舞伎の家に生まれた駿坊も 任侠の家から来た菊男も同じような稽古を 受けれてるってことが 僕は僕が菊男やったら嬉しいかなって なんかちょっと 思っちゃうとこはあったかな ま、なんでそうかっていうと、僕何回も言ってるかもしれないけど、その小学校3年でサッカー始めた時に スパイク持ってなくてボール持ってなかったから どうやってみんなに追いつき、追いつけばいいんかなっていう 練習、でボールないから練習できんのって 練習の30分前に体育倉庫の鍵借りて学校のゴムのボール僕だけ皮じゃなくて よく跳ねるやつで練習したから2時間しかボール触れない で、みんなは家帰ってもできるじゃないですか、ボールあるから どこで追いつくねん それが僕の言ってる初期値なんすけど めちゃくちゃ練習できるって羨ましいなって その子僕ボール買ってもらってからはもう1日何時間も みんなに嘘やろっていうぐらい練習してたんですけど そのイメージです なんかそれ、それを感じたんすよね ただもちろん歌舞伎の世界厳しかったりいろんなそういうね 伝統的なもんですから難しいこともあったりして 菊男なりの大変さがあったり 駿坊なりの大変さがあったりね ま、あと、なんかこうエリートの家で生まれた人間のしんどさも ありますよね だからこの歌舞伎の家に生まれたこの映画で言うところの駿坊は駿坊で 期待に応えなければいけないってこれ、もすごく辛いよな そう
[15:23]両親がめちゃくちゃ優秀やったら なんかで子供にが期待されてたらなんかお父さんとかお母さんぐらいすごくならなあかんみたいな 何を思ってすごいとするかですけど子供の時って 何思ってすごいって分かりやすい印がないと分からへんから 親がスポーツ選手やったらなんかスポーツでとか親がすごいなんか 一流の大学行ってたら自分も最低でもそこは行かなあかんのかなとか それはそれでしんどいんでしょうけどね うーん
[16:20]なんか若い時ピースで映画のオーディション 行って最初二人で喋ってたんすけど ちょっと1回綾部君1人で喋ってみてって 綾部1人で喋ってるの僕横に外れてしばらく見てたことあったんですけど ほんできになったからその監督とプロデューサーの机の上に置いてる資料見たら あのピースじゃなくて綾部佑二の資料しか載ってなかったんすね 俺なんで呼ばれてんみたいな 今度良かったんけみたいな それを見た時に 何くそと思って頑張るかって言ったら まあ頑張らないっすよね それは映画のオーディションやったから 映画っていうもの全般に あ、自分は別に呼ばれてないんやっていう感覚になるというか だから近くに比較対象がいた場合 の特別扱いされる人間が中心に1人おると落ちこぼれが生まれるみたいな 原理ってあるじゃないですか それがこの同世代の二人が歌舞伎の世界に入って 切磋琢磨することによってどういう風に作用していくのかっていうね そういうところも描かれてましたし うん なんか色々感じることの多い映画でしたね はい
[18:02]うず え、高評価チャンネル登録よろしくお願いいたします



