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The Japanese art of fixing broken pottery - BBC REEL

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[0:08]物というものは、形になった時点で壊れることは宿命として生まれてきます。 壊れること、割れること、それは決して悪いことではないと。

[0:25]私たち自身も壊れたり、欠けたり、それは日常のようにやってくることなんです。 それを決して隠さない。 不完全であるからこそ新しいものが生まれると私は思います。

[0:54]え、私は、え、京都で修復師をしております清川宏樹と申します。 この世界に入って45年目を迎えます。 金継ぎというのは、漆を使って、え、壊れたものを修理してそこに金で、え、装飾をする。 そういう技法のこと言います。

[1:31]漆で修復したものを金で装うようになったのは、え、特別感を持たせる。 より長く使い続けること、より長く残そうとしたのが一番大きな原因だと思います。

[2:00]金継ぎの技法を使うのはやはり器が中心ですね。 ご先祖さんが使ってた器であったり、お気に入りの器であったり、え、やはり何かの思いが入ってる器の修理に使われてきましたね。 金継ぎをした箇所っていうのは、言わば一つの新しい景色になります。

[2:34]日本人と漆っていうのは切っても切れない関係にあります。 漆の樹液自体は非常に貴重なもの。 日本の漆っていうのは1本の木からそのコップ1杯を頂いた時点で伐採になります。

[2:53]その樹液自体が血液なんですよね。 それを頂いてしまうことによって漆の木の寿命を終わらせてしまう。 そして自然に対する感謝の思いをそこへ持ってきましたね。

[3:11]その自然素材を人の手で、え、時間をかけて手間暇をかけて加工する。 それこそが自然との共存、持続可能な方法だと思ってます。

[3:34]金継ぎを始めたのは2年ぐらい前です。 金継ぎを実際やってみて、本当にやっぱり時間がかかるものだということと。 本当にものを大切にするという気持ちが分かりました。 大体修復してきたものは、自分が使っていたものがが多いんですけれども、地震で割れてしまったお皿であるとか自分が幼い頃から使っていた食器だとか。 どうしても捨てられるものではなくてそれは壊れてても捨てられないものだったんですよ。 でも多分それが今あまり、だんだん薄れていってるという気がします。 だから使い捨ての時代だと思うんですけれども、そういうものからもう少し自分で直しながら何かをしながら長くいいものを使うという、そういう生活を 取り戻していけたらいいなと思います。

[4:42]人の壊れた部分、精神性も含めてですね。 その修復に一緒に携われたということ。 それをすることで自分自身の壊れた部分も一緒に修復ができているような気持ちになります。 自分自身ももう一度修復ができるんだと。 それはいつまででも諦めちゃだめだと思います。

[5:14]自分のキャリア、自分の歴史を隠さない。 たとえそれが大きなアクシデントであったとしても、それは受け止めなければならない。 そしてそのアクシデントがあったから新しい自分が生まれるんだと。 それは大きな思いです。

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