[0:04]人生にサプライズをマコなりです。今日の動画を最後まで見れば、あなたのたい切な人の「普通にできない」が人生最大の武器に変わります。 ADHDは怠け者の言い訳だ。もっと努力すればできる。誰もが無意識に同じ人間同じようなことができるはずという思い込みがあります。 大間違いです。ADHDの脳は普通の人の脳が一般常用車としたらレーシングカー。 街中の道路を時速60kmで走るように設計された車と、サーキットで時速300kmで走るように作られた車、それは同じ車に見えても別物です。 もしF1レーシングカーを乗用車に使ったらどうなるのか?F1レーシングカーは地上からわずか数センチしか隙間がなく、ちょっとした段差で削られます。 そもそも1人でエンジン起動できません。1リットル1キロ程度の絶望的燃費、タイヤが温まらないとブレーキが効かない、エアコンなし、雨の日に乗れない、荷物詰めない。 なのでそんな不便なことをする人はいないんです。車なら見れば一目瞭然です。でも人間の脳は見えません。 普通の脳もADHDの脳も外からは分からない。根本から全く違う構造と言っていいのに、普通の人と同じようにできるはずと、本人や周りの人が思っているのは、F1レーシングカーを乗用車として使っていながら、なんでこんなカーブも曲がれないんだよと嘆くようなものです。 今から言うこと、「あ、これ私だ」と思ったら要注意です。あなたの周りにいる人がそうかもしれません。 子供の頃からこんなことで苦しんでませんか?ADHDの特徴①探し物が日課になっている。 ADHDの特徴②気を付けているはずなのに遅刻しがち。どんなに遅刻しないように気を付けても気づいたらギリギリになってしまうか遅刻する。 ADHDの特徴③人の話が聞けず違うことを考えてしまう。周りの音や動くものがあると気が散る。 ADHDの特徴⑤いつも先延ばししてしまう。やんなきゃいけないことは分かっているのになぜか先延ばしして自己嫌悪に陥る。 ADHDの特徴⑥興味がないことは一切できない。興味があることには8時間ぶっ通しで集中できるのに、興味がないことは一生できない。 今言った中で複数個、子供の頃から傾向がある人はADHDかもしれません。ADHDは必ず身近にいます。 あなたがADHDじゃなかったとしても、身近な大切な人を守るには知識が必要です。ADHDの人とADHDを支える方、この動画を最後まで見れば、人生を変えるかもしれません。 私過去にも言ってますけど、生粋のADHDです。幼少期から普通のことができずに30年以上悩み続けてきました。 小学校時代、私は1人で歯医者に行くことになった。母親から「今1万円しかないから必ずお釣りを貰ってきなさい」と言われて1万円を受け取ったんです。 家を出て5分後、なくしました。今でも探してます。あなた拾った1万円持ってませんか? 小学校の頃、問題児でした。頭突きでガラスの窓を割ったり、非常ベルを押してジリリリリとものすごいベルの音がして、全校生徒がグラウンドに整列、消防隊が出動しかけました。 温厚な校長先生が鬼の形相で私に近づいてくるのが忘れられません。なぜやったか?興味本位です。ごめんなさい。 中学時代バスケ部だったのですが、練習や試合でうっかりミスが止まらずいつも怒鳴られてました。母親がコントロールしなくなってから遅刻の常習犯。 私の高校は当時携帯電話持ち込み禁止だったんですが、実際は持ち込んでいる人たくさんいました。でも私はいつも携帯の電源を切り忘れて授業中に音を鳴らしてしまった回数はギネスレベルです。 その場で没収されて親が呼び出される。勉強は自分なりに頑張ったのですが、どうしてもケアレスミスが減らせず、難しい問題が解けることはあっても簡単な計算問題でミス。 センター試験では解くべき数学I・Aではなく、数学Iを解いてしまいました。 大学時代飲食のアルバイト、ケアレスミス連発。17歳の女子高生に「仕事しっかりやってください」とキレられました。 東京で一人暮らしをしてからは親のサポートもなくなった結果、携帯電話は3回、財布は4回なくしました。それだけじゃなく傘、腕時計、カバン、家の鍵、数ヶ月に1回はなくしました。 友人からは、「マコは家から出て帰ると持っているものの方が少ない」と言われました。 起業準備中、大事な投資家向けのプレゼンで早く起きたにもかかわらず、別のことを始めて遅刻しました。ふざけている話に聞こえるでしょう。 私本当に悩んでたんです。「マコお前は努力不足だ」と大人に言われたし自分でもそうだと思ったから、自分は努力が足りないんだと思いました。 うっかりミスや落とし物、すごくストレスかかります。嫌です。しっかりした人間になりたい。でも周りの人からは天然だと言われます。すごく嫌でした。 私が学生時代に起業した理由の1つはできて当たり前から逃げるためです。ずっと当たり前ができない劣等感を抱えて生きてきて、30歳を越えてからやっと自分がADHDであるということに気がつきました。 もっと早く気が付けばよかった。でも私は恵まれてました。運よく勢いで起業して、普通の人ができて当たり前のことをやらなくてよくなった。 乗用車ではなくF1レーシングマシーンの自分の脳の活かし方を長い時間をかけて失敗しながら学べたんです。 失敗の方が多い人生ですが、自分の才能を活かしてチャンスを掴むこともありました。今こうやって登録者110万人のYouTuberをやってます。 累計6万人が受講した日本最大のテクノロジー教育事業をゼロから作りました。今も次の挑戦に向けて会社を経営できてます。 この動画を最後まで見るとADHDの人も身近にADHDがいる人も見てよかったと思っていただける自信があります。 理由は5つあります。1つ目、ADHDが世界をどう見ているか分かる。2つ目、ADHDの脳がなぜ他の人と違う反応をするのかが分かる。 最新の科学に基づいて知識ゼロでも分かりやすく説明する。3つ目、ADHDの人が持っている強み・活かし方が分かる。ADHDだからこそ持っている強みとそれを爆発的に活かす方法が分かる。 4つ目、明日から人生が激変するプロADHDになるための具体的アクションプランを伝える。5つ目、ADHDかもしれない子供・家族・恋人・友人・同僚・部下がいる人がADHDとどう関わればいいか分かる。 最後までお付き合いください。 ADHDとは結局なんなのか?ADHDが見えてる世界、普通の人とは全く違います。 いくつか観点でお話していきましょう。まず時間の見え方が違うこと。あと10分で出発すれば間に合う。普通の脳を持つ人はこの10分を正確に把握できます。 でもADHDの脳には時間感覚がほとんどない。普通の人は時間をこのように感じます。 1時間前、30分前、10分前、今ここ、10分後、30分後、1時間後。でもADHDの脳は今この瞬間かそれ以外か。 遠い未来の明日も5分後も全部同じ。普通のひとにとって1時間は常に60分ですが、ADHDの人にとっては、この60分という時間が永遠のように長く感じたり、逆に数分に感じたりします。
[5:46]ADHDの人に「あと10分で出れる?」と言ったら「出れる」と言います。そっから1時間かかります。「10分って言ったじゃん」って言いたくなるでしょ? 分からないんです。10分の感覚が。10時50分、11時に出なきゃいけないと言われても実感が分かんない。 11時から会議という予定がある。10時半の時点ではまだまだ時間たっぷりあるからなんとかなると思う。 残り20分、残り10分になってもまだいけると思ってる。気がついたら10時58分。まだ何もやってない。あと2分しかないとなって初めて慌てる。 8時に家を出なきゃいけない。絶対遅刻しないように6時に起きた。でも余裕はありません。やるべきじゃないことを詰め込んでしまうから、時間感覚がないんです。 今この瞬間は鮮明に見えるけど、5分後、30分後が分からない。時間感覚が普通の人と根本的にずれてます。 時間感覚がずれてるどころかないんです。ADHDは注意力のスイッチが壊れている。 普通の人の脳はリモコンのような注意力のスイッチを持ってます。 よし今から仕事に集中しようと思えばスイッチオン。休憩しようと思えばスイッチオフ。でもADHDの脳のスイッチは壊れてます。 つけたくてもつかない。消したくても消えない。イメージとしては調光機能付きのスポットライト。 普通の人は今ここに注意を向けようと思えばそこにスポットライトを当てて明るさも自由に調整できる。 でもADHDの人のスポットライトには2つ問題があります。1つ目、興味のあるものにしか当たらない。もう1つ、明るさは最大か消灯の2択。 興味がないと向けないし光の調整もできない。頭では分かってるんです。 公共料金の支払いとか興味がなくても注意を向けなきゃいけない。分かっててもできないんです。 バケツに入った水を上り坂に流して上に水が上がったことありますか? それと同じで興味がないことに注意を向けることが無理なんですよ。逆に興味があることには家が火事になっても気づかないくらい集中できます。 ADHDは感覚の認識が違う。ADHDの脳は情報フィルターが弱いかほとんどありません。 普通の人は会議中に話を聞いているとき、周りで音がしてもちょっと貧乏ゆすりしてる人がいても、まあいいかと話に集中できます。 でもADHDは無理なんです。情報に対してフィルターがない。情報は全て同時に全て大音量で受け取ってしまう。 エアコンの音が気になる。外の車の音が気になる。ボールペンのカチカチ音が気になって仕方ない。パソコンにチャット通知が来た。 貧乏ゆすりの人がいる。遮断できません。電車に乗るとすごく疲れます。周りにいる人間、喋ってる人の会話の内容、柔軟剤シャンプーの匂いや体臭。 駅のアナウンス、乗ったり降りたりする人の動き、全てが入ってきます。めちゃくちゃストレスです。 だから多くのADHDの人は1日の終わりには完全に消耗しきってしまうんです。ADHDは思考のパターンが違う。 普通の人の思考はこんな感じ。AからB、BからC、CからD、結論一本道。でもADHDの脳はこうです。 AからB、あXのことを思い出した。X1からX2、次はYかな。あ、そういえばZも気になる。Z1からZ2、何の話だっけ? 一本道で進めないんです。会議中メモを取ろうとしてもすぐに思考が枝分かれして迷子になる。「あれ何の話してたっけ?」 私は小学校の頃から授業で先生の話を聞くのが苦手でした。1つ躓きがあるとそっから先の話が全く入らなくなる。 あの言葉の意味は何だろう?調べなきゃ。あ、もう違う話に行ってる。あれそういえば今日の給食なんだっけ?確か肉じゃがだったような。 あれそういえば次の授業宿題やったっけ?あれあれ授業何の話してるんだっけ?気がついたら授業が終わってる。毎日がこの繰り返し。 ADHDは感情調整障害という特徴もある。感情のブレーキが弱い。 普通の人は怒り・悲しみ・喜びのスイッチを適度に切り替えられます。でもADHDの人はちょっとした感情で爆発したり、逆に全く反応しなかったり。 体が大きくなってからありませんでしたが、小学生の頃はよく喧嘩してました。小さな口論で頭に血が上って、ずっと嫌がらせをしてきた同級生2人と大喧嘩になったこともあります。 感情的な行動はダメと分かってる。でもついついブレーキが効かなくてまたやってしまった。自己嫌悪する。自分を責める。悪循環に陥ります。 ADHDの脳は止まるか猛スピードで走るかの2択しかない。ADHDは脳の報酬系が違います。 普通の人は明日締め切りの仕事に対して適度な緊張感と危機感を感じます。脳の報酬系が適切に働いて「今やろう」というモチベーションが生まれる。 でもADHDの脳の報酬系は明日の締め切りでは脳が報酬を感じられない。あと5分の締め切りになってやっと活性化する。異常なほど即時性を求める。 だからADHDは先延ばししてしまう。それは怠けではなく脳の構造の問題なんです。 私が小学校の頃、夏休みの宿題、親に強制的にやらされたとき以外は全て夏休みの最後の日にやってました。 というか最後の日もやってません。2学期先生にこう言うんです。「先生すみません、ちゃんとやったんですけど家に忘れてきました」。 時間を稼いでその間にやる。普通の車はエンジンかければすぐ走り出せます。 でもF1マシンはエンジンやタイヤが温まらないと本来の性能が発揮できない。緊急時の熱がないと動けないんです。 ここまでの話のまとめとも言えますが、ADHDの最大の特長は実行機能障害です。 計画を立てて手順を整理して行動を開始、最後までやり抜く力。普通の人は部屋の掃除をしようと思ったら、まずは散らかった物を片付けて次に掃除機かけて、最後に拭き掃除をするという手順が自然に頭に浮かびます。 でもADHDの人はこれが難しい。部屋の掃除をしよう。あれまず何からやればいいんだっけ?思考が分散します。 あ、この漫画読みかけだったな。あ、前から気になってた動画見よう。あ、友達と遊ぶ約束しなきゃ。 数時間たって、あれ掃除してない。まいっか。もちろん普通の人でも起きます。ADHDはより傾向が強いです。 作業記憶の問題。作業記憶とは情報を一時的に保持して操作する能力のこと。ADHDはこれが弱いです。 例えば友人から明日15時に渋谷のスターバックスで待ち合わせねと言われたとします。普通の人はこの情報をしばらく頭に留めておけますが、ADHDの人は次の瞬間に別の刺激で全て上書きされてしまうんです。 私が飲食のバイトをしたときもそうでした。お客様に呼ばれる。注文取りに行く。片手がふさがっていてメモが取れない。注意して聞いて後で書こう。お客さんが言います。 このパフェとコーヒーをください。あ、なんだそれだけか。よかった。覚えておこう。と言って後で書こうとした瞬間、「あれ何だっけ?」忘れてちゃうんです。 普通の人が見てる世界とADHDの人が見てる世界は全く違います。時間感覚、集中力、感情コントロール、計画性、必要な情報の記憶。 まるで別世界に住んでるかのようです。この世界の違いを普通の人は想像すらできないし、ADHDの人も自分が特殊だと気づけない。 だって生まれたときからその世界しか見たことがないから。なぜみんな当たり前にできることが自分だけでできないんだろう? 自分はなぜこんなにも意思が弱いんだろう?もっと努力すれば、もっと頑張ればきっと普通になれるはず。私はそう思いながら30年以上生きてきました。 けどそれはF1レーシングカーなのに、なぜ一般道を普通に走れないんだろうと。もっと努力すれば普通の車のように走れるはずと信じているようなものです。 私は30代になって理解しました。そもそもの構造が違うんだと。普通の人と同じ世界を生きてなかったんだと。 ADHDの脳を持って生まれた私達は普通の生活ができない。被害者アピールするつもりはありません。 ですがADHDが苦労するのは事実です。ではここからはADHDの脳の仕組みを最新の科学的知見に基づいて説明していきましょう。 なぜ今話したように世界が違って見えてしまうのか?そのメカニズムをあなたに理解していただきます。 ADHDの脳の仕組み。ここまでADHDの人が見ている世界がどれだけ違うのかを話しました。 でもなぜそこまで世界が違って見えるのか?それを理解するには脳の仕組みを知る必要があります。まず知っておくべきは神経伝達物質という脳内の化学物質。 簡単に言えば脳の神経細胞同士が情報をやり取りするためのメッセンジャーのようなものです。ドーパミン、やる気やモチベーションです。 ノルアドレナリン、注意力や覚醒をもたらします。セロトニン、落ち着きや感情の調整ができます。 これらは何をしているかというと、この3つの脳内に出てる物質が人生変えるぐらい重要なんです。 例えばドーパミンはやる気のスイッチの役割を果たします。この行動を撮ったらいいことがあるという期待を生み出すんです。 ドーパミンが出ないと大げさに言えば何もできなくなります。ドーパミンとノルアドレナリンの慢性的な不足状態。 これを水道で例えるなら、普通の人の脳は水圧が適切な水道。適切な量の水、すなわちドーパミンが出てきます。 一方ADHDの脳は水圧が低い水道。蛇口をひねっても水が出てこない。やる気のスイッチが入りにくいんです。 さらに複雑なことにADHDの脳にはドーパミントランスポーターという成分が過剰にある。 これは何かというとせっかく放出されたやる気のもとであるドーパミンをすぐに回収してしまう掃除機のようなものです。 つまりADHDの脳の中では2つのネガティブなことが起きてます。そもそもやる気の源であるドーパミンの水圧が低い、やる気が出にくい。 さらに出てきたドーパミンも即座に回収されてしまう。やる気が出てもすぐなくなる。だからやるべきだと分かっていてもやる気が出ないという状態になるんです。 ADHDの脳には構造的な特徴もあります。重要なのが前頭前野と呼ばれるこのあたりの部分。ここは脳の司令塔、計画立案、衝動の抑制、集中力の維持、いわゆる実行機能を担当してます。 最新研究ではADHDの人は前頭前野とその下にある線条体という部分の繋がりに異常があることが明らかになってきています。 これは車で言えばハンドルとタイヤを繋ぐ機構にガタがあるようなものです。車のドライバーがハンドルを回しても動かない。 日常でどんなことが起きるのか?買い物リストを作って店に行き、リストを見ながら買い物をしたのに、帰宅後に買い物リストに書いてた重要なものを買い忘れていることに気がつく。 あれ?今何の話をしてたっけ?となる。しかも会話相手が続きを話してる最中に思考が途切れる。会話の流れを遮ってしまう。 初めて行く飲食店、あれ?何階に行くつもりなんだっけ?と完全に忘れる。建物に入る直前までは明確に意識してたのに、慌ててスマホを確認する。 これ全て私が日常的にやらかしていることです。これらは単なるうっかりではなく、脳のコントロールシステムがうまく機能してないから起きるんです。 ADHDは脳のぼんやりモードがオフにならない。脳には大きく分けて2つの状態があります。1つはタスクモード、何か課題に集中してるときの状態です。 例えば仕事に取り組んでるときや本を読んでるときがこれにあたります。もう1つはぼんやりモード、何もしてないとき、過去の記憶を思い出してるとき、未来を考えているときの状態です。 脳科学ではこのぼんやりモードをデフォルトモードネットワークと呼ぶ。普通の人は課題に取り組む際、このぼんやりモードが自動的にオフになって、タスクモードがオンになります。 つまりよし仕事するぞ、よし勉強するぞと思えば、脳が自動的にぼんやりから集中に切り替わるんです。 でもADHDの人の脳の中ではこの切り替えがうまくいかない。仕事に取り組もうと思っても、勉強しようと思っても、ぼんやりモードがずっと活動し続ける。 さあそろそろ寝なきゃと思っても、頭がぐるぐる動き続けてて寝れない。上司からA、B、Cの順番でやってほしいと指示を受ける。 Aの説明を聞いてる途中からこのタスクの背景は何だろう?前にも似たようなことがあったなと思考が途切れて、BとCの説明を全く聞き取れなくなる。「すみません、もう1回お願いします」 と言って、もう1回説明を受けると、「あれ何の話?」また途中でついていけなくなる。一体なぜこんなことがADHDの脳には起きるのか? 最新の研究で脳のMRIスキャンを使ってADHDの人と普通の人の脳を比べたところはっきりとした違いが見つかってます。 2022年の大規模研究で世界中の研究者がADHDの脳を調べてある発見をしました。脳の中の司令本部のサポート部門にあたる部分が普通の人よりも少し小さい。 具体的にはやる気のスイッチを管理する部分や感情のブレーキの役割を果たす部分、そして記憶の倉庫係の部位が小さめなんです。 特に小脳の後ろ側が小さいのがADHDの特徴で、ここは公道の交通整理をする大事な場所です。 仕事のタスクを終わらせようと思ったときに、一通連絡を返すつもりがそっから別のことをして、気づいたら数時間時間が経っていた。 同僚のちょっとした質問に答えるつもりが、関連知識を60分話すセミナーを始めてしまった。 深夜に思いついたアイディアをちょっと3分メモしようと思ったら90分以上熱中してスマホで文章を作ってしまった。 気持ちの切り替えができないので感情のブレーキが効きません。街中やスマホで気になる商品を見つけると、今すぐ必要だと強烈な欲求が生まれて、予算や必要性を考慮せずに衝動買いをしてしまう。 議論の場で自分と異なる意見を聞くと怒りの感情が湧いて言葉遣いや声のトーンが攻撃的になる。 頭では冷静にならなきゃと思っているけど感情の高ぶりが抑えられない。あとで「あんな言い方したらよくなかった」と自己嫌悪する。 私達は正しく理解する必要があります。ADHDは努力不足ではないのです。 ペンギンは空を飛べないのです。ペンギンが飛べないのは努力不足ではありません。飛ぶ構造になっていないのです。 ペンギンが飛ばないのはおかしいと言って飛ばせようとするのはあまりにも理不尽です。もはやいじめです。 ADHDの脳には不思議な現象が起きます。興奮剤を飲んだら逆に落ち着くというものです。 私が飲んでる薬の1つにコンサータがあります。コンサータは中枢神経刺激薬、つまり興奮剤です。 コンサータは厳格な臨床試験をした適切に使えば安全なものですが、化学構造的には覚醒剤などと部分的に類似点があり、脳内のドーパミン、ノルアドレナリンの濃度を上昇させる作用があります。 比較的強い薬なので処方は厳格に管理されていて、専用のカードにちゃんと登録をしても日数分しかもらうことができません。 普通の人がコンサータを飲んでもあまり差は感じられません。ですがADHDの人が興奮剤であるコンサータを飲むと、個人差はあるものの、落ち着くという現象が起きる。
[18:18]興奮剤を飲んだのに落ち着く。そうなる理由は簡単です。ADHDの脳はドーパミン不足状態にあるので、刺激薬はその不足を補うことで脳を正常な状態に近づけられるからです。 先ほどの水道の例で言えば、水圧の低い水道に増圧ポンプをつけるようなもの。あるいはやる気を回収する掃除機の動きを弱めること。 薬で興奮した状態が正常になる。前頭前野が正常に機能し衝動性が抑えられ、落ち着いた人になります。 私が初めてコンサータを飲んだとき、世界がクリアに見えて本当に泣きそうになりました。「こんな世界があったのか」と。 頭の中のノイズが消えて思考がクリアになり、小さなことが気にならなくなり、何よりも良かったのが圧倒的に機嫌が良くなった。 私は思いました。もっと早くADHDについて知っていればよかったと。うっかりミスや衝動性でたくさんの人を傷つけてしまったと泣きそうになりました。 ただしコンサータのようなADHD薬を手放しでおすすめしているわけではありません。合う合わないあります。副作用のリスクもあります。人によって効果も異なります。 必ず専門医の指導のもとに使用すべき。ADHDと併存症。ADHDの辛い現実の1つは、ADHDの症状で終わらないということなんです。 ADHDと診断された人の約52%が何らかの他の精神疾患を併せ持っています。 1人で複数の魔物と戦うようなものです。1匹でも倒すのは大変なのに、何匹も同時に襲いかかってくる。しかもその魔物たちはタッグを組むことでより強くなる。 特に併発しやすいのがうつ病、ASD、不安障害です。うつ病との併存についてご説明します。 うつ病は気分障害の一種で、強い憂鬱感や何に対しても興味が持てない状態が長く続く病気です。 ADHDと鬱病は併発しやすく、ADHD患者の約30%が鬱病を発症するというデータもある。 ADHDと診断された人は診断後1年以内に鬱病になるリスクは一般の人の6.5倍です。なぜADHDだと鬱病になりやすいか? 失敗体験の積み重ね。ADHDは普通の人ができることを毎日のように失敗します。 時間を守れない、約束を忘れる、物をなくす、仕事の締め切りが間に合わない。これらの小さな失敗が毎日、毎週、毎月、何年、何十年も積み重なるとどうなるでしょうか? 自分だけがなぜかできないという経験を何年も重ねて、人に怒られたり呆れられたりし続けると、自分はダメな人間なんだと思い込んでしまう。 毎日強いストレスを受けることになります。ADHDは脳の特性による相乗効果。 ADHDの脳はドーパミンとノルアドレナリンが慢性的に不足しています。一方鬱病は諸説ありますが、セロトニンという神経伝達物質の機能低下が問題だとされてる。 ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン。この3つは密接に関連しているので1つが乱れると他も影響を受けます。 ADHDで慢性的なドーパミン不足になるとセロトニン系にも悪影響が出ます。鬱病リスクを高めるんです。 社会的孤立を経験する。ADHDの人は怠けている。努力が足りないと誤解されがちです。 自分でも原因が分からない、理解されない。精神的に追い詰められていきます。約束に遅れたり忘れ物をして、「はあまたか」とため息をつかれる。 提出物が間に合わずいい加減にしろと無能扱いされる。仕事ができる人間になりたい。社会に貢献したい、人の役に立ちたいと思って努力してるつもりでも失敗し続ける。 この体験の積み重ねが精神をさらに消耗させていきます。ADHDと鬱病が併発すると悪夢のような悪循環に陥ります。 ADHDによってやるべきことができず失敗する。鬱状態に繋がり何もする気が起きない。ADHDの症状が悪化しさらに鬱も深まっていく。 この悪循環は一度始まると抜け出すのが非常に難しくなります。次にADHDとASDの併発について説明します。 ASDとは自閉スペクトラム症のことで、社会的コミュニケーションの困難さを特徴とする発達障害。 私は顕著ではないのですがASDの傾向あります。ASDはどんな特徴を持つのか?空気が読めない。 暗黙のルールを理解できない。表情や感情を読み取れない。限定されたことに異常な興味を持つ。 潔癖レベルでルーティンにこだわる。音や光などの刺激に敏感、もしくは鈍感。 研究によるとADHDとASDは非常に高い確率で併存します。驚くことにASDの児童の30%から50%がADHD診断基準も満たすとされてます。 またADHD患者の20%から30%もASDの特性を持っていると推定されます。なぜADHDとASDが併存するのか? ADHDになりやすい遺伝子とASDになりやすい遺伝子はかなりの部分が同じなんです。 2023年の双子を対象にした研究ではADHDとASDの症状の約72%が同じ遺伝的要因で説明できることが示されました。 ADHDとASDが併存するとイメージとしては痛いのに逃げられない拷問のような苦しみを味わいます。矛盾した性質を持っているからです。 ASDは決まったルーティンを守りたいという欲求がある。でもADHDの特性でルーティンを守れない。打ち消しあってプラマイゼロじゃないんです。 やりたいのにできないが続く。具体的に話しましょう。ADHDとASDを併せ持つ人が勉強しようとします。 ASDの性質で勉強机や作業環境を完璧に整えたいという欲求があります。しかしADHDの性質もあるので実際に使っていると物がどんどん散らかって集中できなくなるという大混乱に陥ります。 結果として綺麗に整理された環境で作業をしたいのに、いつも散らかっているという自分に絶望する。 私子供の頃は完全にこれでした。片付けたいと思っているのにできてなくて怒られる。努力不足と言われる。誰よりも自分がやりたいと思っているのにできない。 これは本当につらいことです。ADHDとASDを併せ持つ人は感覚が過敏になることがある。 ADHDもASDも感覚過敏があります。ADHDは情報を遮断するフィルターが弱い。ASDは特定の感覚に過敏すぎる。 これが重なると外からの刺激がストレスになります。例えば私は音に対して非常に敏感です。 普通の人が何も気にならない程度でも私は気になって何もできなくなってしまいます。特に苦手なのが電車や新幹線の中の人の声や子供の泣き声。 公共の交通機関なので仕方がないと分かっていても本当に辛くて、いつもノイキャンヘッドホンをつけて大きめの音を流してます。 エレベーターの中で誰かが喋ってたりすると強烈なストレスを感じます。子供の頃からずっとイヤホンをつけてました。 人によって感覚過敏の対象は異なりますが、普通の人が気にならないことを異常に気になったりします。でも理解されない。この苦しみは言葉で表現しきれません。 ADHDとASDの併発で社会的コミュニケーションで二重の困難があります。 ASDの特性によって会議で上司の表情や空気を読み取れず、場違いのことを言ってしまう。 空気が読めないやつ変なやつ。でも本人に悪気はない。いつも人間関係の中で何かずれてるという感覚がある。
[24:37]でも何がずれてるか分からない。頑張ろうと思ってもいつもずれてしまう。子供の場合は空気が読めないことがいじめに繋がるケースもあります。 ADHDは高い確率でASDの特性を併せ持っていて、外からは分かりませんが、毎日膨大なエネルギーを消費します。 普通の人が10の労力で済むことが100の労力必要なんです。ADHDの認知はだいぶ広がってきたものの、複数の障害を併せ持つことが多いというのはまだまだ理解されていません。 複数の障害となるとそんな都合よく色々な障害を持ってるはずがないと思われてしまいます。 ADHDの人も併発しやすいということを正しく理解しておかないと自分はダメな人間だと自分を傷つけるようになってしまいます。 人によって程度は大きく異なります。何かミスをしたり失敗したときにADHDだからと許されるわけでもない。 そんなことはADHDの人が一番分かってるんです。だからこそ理解しておいていただきたい。ペンギンは空を飛べないという事実を理解するのと同じです。 ここまで話したことはADHDの残酷な日常です。ADHDは頑張ってるから認めてとは言ってません。 事実を正しく理解してほしい。ここまで暗い話ばかりをしてきました。でも闇の向こうには光もあります。 ADHDの強みと生かし方。ここからはなぜ違いが生まれるのかを理解してもらった後、ADHDの強みと活かし方をお伝えします。 最初に言っておきたいのはADHDは遺伝です。生まれつきの脳の特徴によるものなんです。 育て方が悪い、躾が足りない、良い環境で育ってないとか関係ありません。努力不足ではないんです。 性別や人種、容姿や身長と同じ生まれ持った個性、それ以上でもそれ以下でもありません。そして繰り返しになりますが、ADHDの脳は欠陥品ではなく違う設計なんです。 違うということは弱みだけではなく強みを持っているということ。ADHDの脳も正しい場所で正しい使い方をすれば普通の脳では決して出せない素晴らしいパフォーマンスを発揮する。 ADHDの強みを紹介していきます。ADHDの最も驚くべき強みの1つがハイパーフォーカス。 興味のあることに対して発揮される超人的とも言える集中力のこと。一般的な脳の人はやるべきことに適度な集中力を向けられますが、その集中の深さは限られています。 一方ADHDの脳は興味があることに対してはまるで世界が消えてしまったような深い集中状態に入るができるんです。 なぜADHDの人は深い集中状態、ハイパーフォーカスになれるのか?ADHDの脳はドーパミンが慢性的に不足している状態です。 でも強い興味や情熱を感じると突然ドーパミンがドバッと大量に放出されます。このドーパミンの急増が強烈な集中状態を引き起こす。 普通の脳だとドーパミン放出量が適度に調整されるため、このような没入状態にはなりにくいです。 ハイパーフォーカスの強みを活かして成功した人は数えきれないほどいます。全ての人ADHDと診断されたわけではありませんが、イーロン・マスク。 彼がADHDであるかどうかは分かりませんが、ADHDと併発しやすいASDの特性があることは公表しています。 皆さんもご存知のようにイーロン・マスクはテスラ・スペースX・ニューラリンクなど複数の革新的な企業を同時に成功させています。 こんな人間離れした離れ業は各プロジェクトへのハイパーフォーカスなしに考えられません。 彼が関わる企業はいずれも不可能と言われていた領域に挑戦し成功を収めています。ADHDの驚くべき強みその2。 多方面思考、枠を超えた創造性の源泉。多方面思考とは思考が一本道ではなく様々な方向に広がっていく特性のこと。 既にお伝えしたようにADHDの人は思考がA→B→Cと進みません。AからB、Xのことを思い出した。 X1→X2、そういえばZどうなった?Z1→Z2。というように枝分かれしていきます。 これは日常生活では脱線や集中できないという弱みになりますが、創造的な場面では枠を超えた発想、意外な繋がりを見つける能力に変わる。 ADHDの脳はぼんやりと考える空想や自由な思考を担当する脳の領域が活発で、外界の情報のフィルタリング能力が弱いので、普通の人が無視するような些細な情報や刺激も取り込んで、ありとあらゆるパターンを考えることができます。 カーナビに例えるなら、一般的なカーナビが最短経路だけを表示するのに対して、ADHDの脳は可能な全ての経路を同時に表示するようなものです。 最短ルートだとたどり着けない素晴らしい景色や最短ルートよりももっと速い抜け道を見つけ出すことができるんです。 ヴァージングループ創業者リチャード・ブランソン。彼はADHDを公表してます。 その多方面思考を活かして、音楽、航空、宇宙、ホテル、鉄道、300以上の異なる事業を展開してます。 既存の業界の枠を超えたビジネスを次々とう生み出しているんです。リチャード・ブランソンはこう語っています。 私は細かいことをやるのが苦手だ。だけどその分創造的な思考ができる。ADHDの驚くべき強みその3。 底なしのエネルギー。普通の人の倍の行動力。エネルギッシュさです。 これは多動性が適切に方向づけられたときに発揮される驚異的な行動力と持続力のこと。普通の人なら「疲れたもう十分だ」と感じる量の活動をこなした後でも、まだエネルギーが残ってる。 朝から晩まで働き続けてもまだやりたいことがある。これがADHDが何かにハマったときの無尽蔵のエネルギーです。 ADHDの脳はブレーキ機能が弱い。エネルギーがそのまま行動に出やすくなる。 加えてADHDの脳は適切な覚醒状態を保つために体を動かすことで、脳からドーパミンを増やそうとします。 これはバッテリーの充電をするために走り回っている状態。動けば動くほど元気になります。 ADHDは新しい物好き。次から次へと興味が移り、自己充電しながら行動量が増えていきます。 1つのことにフォーカスしたときのエネルギーは無限です。もちろんこのエネルギーは方向性を持たないと、多動や落ち着きがないという弱みになってしまいます。 ですが正しい方向に向かえば普通の人の何倍もの行動量を生み出す強みになるんです。 マイケル・フェルプスはその代表例です。彼は子供の頃ADHDと診断され、その多動性を水泳に向けることでオリンピック史上最多の28個のメダルを獲得しました。 彼のコーチはマイケルのエネルギーは尋常ではない。他の選手が疲れ果てても彼はまだトレーニングを続けられるんだと語っています。 ADHDの4つ目の強みは危機対応力です。つまりピンチに強い。 緊急事態やプレッシャーの高い状況でむしろ冷静さを取り戻し効果的に対応できます。 普通の人だったらパニックになるような状況でもADHDの人は逆にいつもの混乱から解放されて高い集中力を保てるゾーンに入れるんです。 ADHDは普段注意散漫です。ですが危機的状況になると脳内でアドレナリンやノルアドレナリンが急激に分泌されて、普段適切に機能していない前頭前野が活性化します。 普通の人がパニックになる状況の方がむしろ世界がクリアになる。先ほど話したハイパーフォーカスとの掛け算で覚醒するのです。 私は腑に落ちました。昔からイベントや発表など緊張感のある本番当日の方がパフォーマンスが良いと感じることが多かったからです。 注意散漫でパフォーマンスが下がることもありますが、自分の意思でやっていることに関しては緊張状態こそパフォーマンスを発揮します。 5000人以上の人が見ている前で3時間を超えるプレゼンをやったことがあります。3時間半ずっと頭がクリアでした。 ADHDの本番は2つしかありません。最高のパフォーマンスを発揮するか大失敗するかです。 ここまでADHDの驚くべき強みについて話しました。これらは個人差がありますし、適切な環境や周囲の理解やサポートがあって発揮される強みです。 ADHDの方が普通のひとよりも優れているなんてことはなくて、大きなマイナスと大きなプラスを併せ持っているという強みです。 重要なのはADHDをどう活かすかです。プロADHDになる方法。 ここからはあなたにプロADHDになる方法をお伝えします。身近にADHDの方がいる場合は彼ら彼女らの才能を活かすヒントになるでしょう。 プロADHDとはADHDの弱みを克服し強みを最大限に活かせる人のこと。私はADHDの性質でかなり苦しみましたが、多くの人に支えられたおかげで13年間会社を経営し5年間YouTuberとして活動してきました。 自分のADHDの弱点が出ないように徹底的に仕組み化、習慣化をしてきた。だからここまでやってこれたと思ってます。 プロADHDになるための基本方針。自分を一切信用しない。約束守れない、物をなくす、記憶なくす、時間もなくなる。 何もできない前提でやる気もなくなる。全てが次の瞬間になくなるという前提で自分を信用せず、今この瞬間モチベーションがあるうちにミスが起きない仕組みを構築するんです。 ADHDに未来はありません。今この瞬間ミスが起きない仕組みを作るか、失敗して時間、信用、お金、チャンスを失うかこの2択です。 ではプロADHDになるための具体的なアクション10選をお伝えします。その1、メンタルクリニックに行く。 子供の頃からADHD傾向があり、日常で困ることが多いと感じているなら、病院に行ってください。適切な薬で大きく改善することがあります。 私は長い間病院に行くことを避けていました。単純に忙しくて面倒だと思ったことと、一応生活できているわけだから病院に行くほどでもないだろうと思ってました。 ですが病院に行って薬を試してみて本当に良かったと思ってます。現在はコンサータとストラテラを服用してます。 集中力、思考のクリアさ、日中のご機嫌度合いに雲泥の差がある。薬には合う合わないがあります。 なので選択肢に入れるべきです。加えてお医者さんによっても見解が異なることがあります。複数のクリニックで相談してみるのもおすすめです。 アクションその2、狂気的なルーティン徹底。ADHDの脳は不規則な生活ではさらに混乱します。 例えば私が実践している具体例としては朝6時半に起床、23時半に就寝を毎日必ず固定する。 土日も同じ。土日も同じ時間に起きるなんて休日の楽しみがなくなるとも思うかもしれませんが、ADHDは脳の切り替えが苦手です。 生活リズムが乱れると全てが乱れていきます。0か100かなんです。 細かいことでもルーティンを徹底します。いつも同じカバンを使う。いつも同じ場所にスマホを入れる。 ありとあらゆるルーティンを固定して徹底する。例外はなし。それによってうっかりミス、忘れ物、遅刻などADHDの弱点を抑えられます。 ルーティンをガチガチに固定しましょう。アクションその3、物を極限まで減らす。 ADHDは物の管理絶対にできません。物を持つとなくします。 私は大学時代財布を4回なくしました。物は極限まで減らしましょう。 私はもう10年近く財布を持っていません。小物やカードは無印のメッシュポーチに入れる。家にもたくさんの物を置かない。 衝動的に買ってしまうのがADHDです。片付いた空間を徹底するんです。 散らかった状態も危険です。物は最小限に。アクションその4、朝タスク整理の時間を作る。 ADHDの人が仕事で最も苦手なのがやるべきことの優先順位付けです。 仕事でタスクの優先順位をつけられないイコール仕事ができない人間確定です。 ADHDの人は毎朝30分その日のタスクを整理する時間を必ずとってください。整理して何をやかるかを報告しましょう。 なぜそのタスクが必要なのか?どう進めるのか?いつまでにやるのか?文章化して上司や同僚に確認を取ることでやるべきじゃない仕事をやってしまうことを防げます。 アクションその5、徹底したノイズの遮断。作業環境から徹底的にノイズを排除しましょう。 私は作業中は常にノイズキャンセリングヘッドホン、もしくはイヤホンを装着。スマホ、パソコンの通知はオフ。 視界に動くものがあると集中できないので机の上に仕切りを置いてます。ハイパーフォーカスに入りやすくしておくんです。 アクションその6、周囲への事前宣言。ADHDを隠そうとすると周囲の迷惑になります。 期待値調整をしましょう。ADHDだから私はできなくて当然ですって言い方をするのではなく、事実のみ伝えるんです。 私は時間を守るのが大事だと思っていますし守る努力をしたいです。事実としてはADHDの傾向があって子供の頃から時間を守れないことが多かった。 自分の努力で解決する前提ですが時間感覚が狂いがちなので、重要な会議の15分前にリマインドしてもらえると助かります。 時間を守れないことだけじゃなく細かい作業が苦手ならどんな仕事でも全力でやりたいと思っていますが、子供の頃から細かい作業に集中するのがどうしても苦手です。 他のところで価値を発揮しますので、詳細な資料の作りや確認は手伝ってもらえると助かります。できないことをできると言っていると全員が不幸になります。 子供の頃からの傾向が事実としてあるのであればそれを伝えるべきなんです。できないことがあって助けてもらうのであれば他のところで価値を発揮しましょう。 アクションその7、スマートウォッチでタイマー、アラームの徹底活用。ADHDの時間感覚のなさを解決するために最も革命的なアイテム。 これです。スマートウォッチ。私はApple WatchですがApple Watchでなくてもいいです。 重要なのは1タップでタイマーやアラームを設定できること。Apple Watchのタイマーはタイマーをタップして時間を選ぶだけなので一瞬です。 うっかり集中して時間を過ぎていたを防げます。あと30分で出発だ。遅刻したらヤバいな。 って思ったらその瞬間に25分タイマーをセット。ヤバいなって思った瞬間にタイマーをセットする。 アラームもいいですけど時間設定が面倒でやらなくなります。アクションその8、毎日同じ服を着る。 ADHDの人が朝に服を選ぶと膨大なエネルギーを消費します。細かいことが気になりすぎたり、誰も見てないところにこだわったりしてしまいます。 疲れるし遅刻の原因になります。服は同じ服を着て制服化する。もしくは極限まで減らす。 普通の人と同じことができると思わないことです。自分を信用しない。スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグも同様の方法を実践していたことは有名です。 今は身バレしやすいのでやりませんが、以前は毎日ワークウェアスーツでした。夏はユニクロオンリー。 ファッションセンスがダサい、ダサくないは気にしない。普通のオシャレは諦めてください。無理です。 ちなみに私は大学時代に古着屋を回ったりファッション雑誌を買って服が大好きが時期がありました。そういった経験をした上で言ってます。 アクションその9、声出し確認習慣。ADHDがやりがちな一つのことをやりながら別のことを考えてしまってミスをするというパターン。 防ぐためにやろうとしていることを口に出しましょう。やるべきタイミングは人と一緒にいるときです。 なぜかというとADHDは他人がいると他人に注意が向いてしまってミスが増えます。他人がいるということは連携が必要な場面が多く、注意力散漫でやるべきじゃないことをやってしまいます。 だから声に出すべきなんです。人と料理をしているときは醤油取ります。白菜切ります。包丁を出します。全部声に出します。 仕事中も今から資料作成開始します。メール返信します。近くに人がいるなら声に出す。もしくはチャットで報告する。 特にイベント準備などリアルタイムで進行するオフラインの作業は声出し必須です。アクションその10、言われたことを忠実にこなす仕事を避ける。 ADHDの人にとってキャリア選択は人生を大きく左右します。向いてる仕事と向いてない仕事がはっきりしているから。 ADHDは与えられた指示をそのまま実行するような仕事が苦手です。細かい指示を聞き逃したり手順を間違えたり集中力が途切れるからです。 強みを発揮できるのはクリエイティブな仕事や自分で計画を立ててで進められる仕事。 プログラミング、デザイン、マーケティング、起業家。こういった分野ではADHDの多方向思考やハイパーフォーカスが武器になります。 ADHDの人は飽きやすい傾向があります。なので長期的に同じ作業をするよりは短期集中型のプロジェクトの方が向いてます。 もちろんすぐに転職できない場合もあるでしょう。苦手なこともやらなきゃいけないことあります。なので今の仕事の中でもADHDの強みを活かせる役割を見つけてください。 今お伝えした10個のアクション、どれか1つでも今日から始めれば人生変わる。ADHDは完璧にやろうとしすぎです。 完璧を目指さずまずは自分に合うと思うものから1つ試してみてください。ADHDの人との接し方。 ここからはADHDの人をサポートする側に焦点を当てます。いわばADHDの取り扱い説明書。 ADHDの脳は特殊な設計です。一般的な使い方とは違う扱い方をしなければなりません。 ADHDとの接し方です。ADHDが約束を破ったり遅刻をしたりするのは、怠けでもやる気のなさでもありません。 脳の構造上時間感覚がない。注意のスイッチが壊れている。余計な情報を遮断するフィルターが壊れているなど、目に見えない困難を抱えているんです。 そんなADHDと接する時に最も役に立たないのが非難と叱責です。 ADHDの人は自分でもなぜできないのかと悩んでいます。そこへさらに叱責を加えると自己評価が下がり、鬱や不安が強まり、余計に脳が動かなくなり悪循環に入っていきます。 できることは1つ。ミスが起きえない仕組みを提案してあげること。例えばADHDの子供が忘れ物が多い場合、「なんでいつも忘れるの?もっと気をつけなさい」と言っても無意味です。 ミスが起きえない仕組みを提案してください。玄関に持ち物リストを貼るから全部読み上げてから家を出るようにしよう。 部下がADHDで時間管理が苦手なら「また遅刻ですか?いい加減にしてください」と叱責しても無意味です。 明日から何時までに家を出よう。家を出たら報告するルールにしようと仕組みを作るんです。 ADHDは失敗を責められる経験が蓄積しています。成功したときは「素晴らしいね」と伝えましょう。 これから、子供のADHDに対するサポートです。またはその傾向を持つお子さん、親御さんに伝えたいこと。 あなたのせいじゃないんです。育て方は関係ないんです。ADHDは生まれつきの脳の特性です。 自分の育て方が悪かったのかと責める人がたくさんいます。自分が元気に産んであげることはできなかったと考える人もいます。 ADHDは欠陥ではありません。脳の仕組みがユニークなだけです。ネガティブな捉え方は子供に伝わり子供の自己肯定感を下げます。 具体的にどうサポートすればいいのか?1つ目、子供のできないことではなく、できることに着目してその興味や強みを伸ばす。 2つ目、環境をシンプルにして余計な刺激を減らす。3つ目、直感的に理解できるように視覚的な手がかりを活用する。 4つ目、指示は一度に1つ具体的に出す。「遊んだら片付けなさい」伝わりません。 まずは床の本を3冊本棚に戻して宿題をやりなさい。ダメです。まずは数学の問題を5問やってみよう。 学校の先生との連携も必要です。嫌がるかもしれませんが前の席の方が集中できるでしょう。 一番大事なのはありのままのあなたを愛しているよと何度も何度も伝え続けること。 これが何よりの支援になります。職場でのADHDのサポート方法。 ADHDの特性を持つ同僚や部下がいる場合、普通の人と同じように扱ってはいけません。次のことをやりましょう。 1つ目、口頭だけではなくテキストで残す。口頭は全て忘れると思ってください。 2つ目、指示は一度に1つ締め切りと優先順位を示す。このプロジェクトやっておいてではなく、このレポートを来週金曜17時までに仕上げてください。 特に3章の図表を充実させてください。ADHDじゃない方に対しても具体的な方がいいです。 3つ目、ADHDに向いてる仕事はアイディア出し、短期集中型のプロジェクト、緊急対応、危機対応。 こういう仕事を優先して割り当てて苦手な仕事、長期的な地味な作業、細かいルーティンは避けましょう。 4つ目、具体的なフィードバックをする。5つ目、タスク管理の徹底。 プロジェクト管理ツールで可視化して週1回は進捗を確認する。私が経営者として心がけているのは全員がADHDだと思って仕組みを作ること。 ADHDでなくてもうっかりは誰でもあります。遅刻もします。ADHDはよりその傾向が強い。 なのでADHDでも動けるような仕組みを作っていればチーム、会社全体の生産性が劇的に上がる。 次にADHDのパートナーを持つ人へ。パートナーや家族、親密な関係でのADHDの理解も重要です。 ADHDのパートナーが約束を忘れる、記念日を忘れる、せっかく上げたプレゼントをなくす。それはあなたを大切に思ってないというサインではない。 そういう脳の作りなんです。口頭で話したことを覚えていない。あなたの話を聞いてないわけではありません。 ADHDの人は常に今しか見てなく過去の情報を保持できない。子供扱いするわけじゃなくミスが起きえない仕組みを一緒に考える。 大事な記念日を忘れていた。「覚えてないの?私のこと大切にしてないんでしょ」と言っても時間の無駄です。 次からは忘れないようにカレンダーに入れておこう。今一緒に設定しよう。大切な予定はカレンダーを共有しましょう。 行事やゴミ出しはリマインダーを活用。重要な約束はメッセージを残す。週1回スケジュールを一緒に確認する時間を作る。繰り返します。 ADHDとポジティブな関係を築きたいのであれば問題が起きた瞬間にミスが起きえない仕組みを作るしかない。 もちろん全てを許す必要はありません。本人の努力も必要ですから。だけどできないことを責め続けても意味がないということは忘れないでください。 メッセージ。最後にADHDの特性を持つ皆さんに私からのメッセージです。 この動画を作った理由は単純です。私と同じような苦しみを抱えている人にあなたは1人じゃない、その違いは欠陥じゃないと伝えたかったから。 私はADHDという自覚がありませんでした。30年以上自分を責め続けてきました。もっと早くADHDについて知っていたらもっと違う人生があったかもしれない。 もう前を向いていて後悔はありませんが、早く知っておいた方が良かったのは間違いない。ADHDっぽいなと思ったまま、でも自分が努力しなきゃとできないことをやろうとしている人がたくさんいます。 そんな方に今この瞬間から脳の動きの違いを武器に変えてほしい。現実は厳しいです。 自分が誰よりも克服したいと思っているのに、つい感情的に言ってしまったり、毎日忘れ物をしたり遅刻をしたり約束を破ったり、人に怒られてがっかりされて大切な人を傷つけてしまう。 そうやって自己嫌悪してしまう気持ち分かります。次こそ遅刻しないぞミスしないぞと心に誓うのに結局同じことを繰り返してしまう。 なぜ自分は当たり前のことができないのか?自分はダメな人間なんだと何度思ったか分からない。 でもADHDは欠陥じゃないんです。視点を変えましょう。ペンギンに空を飛べといても無理です。 それは努力の問題ではなく体の設計の問題です。ペンギンは水中では驚異的な泳ぎを見せます。 全員が空を飛ぶ必要がないんです。空を飛べないなら海を泳げばいい。自分の才能が輝く場所は他の人とは違うんです。 私にとっての海は起業という道でした。人と違う生き方なので決して楽な道のりではありませんでしたが、内定を辞退して起業して良かったと思ってます。 自分の強みを活かすことができたからです。私が日本最大級のプログラミングスクールを作ることはできたのはADHDのおかげです。 小、中、高、大学、講義の先生の話を聞いても全く理解できない。集中力を維持できない。少しでも分からないポイントがあるとそっからの説明が入ってこない。 だから私その時代主流だった攻撃形式を捨てて、質問し放題という今までないスタイルのプログラミングスクールを作って、6万名以上の方に受講していただくことができた。 ADHDが新しいビジネスモデルを生み出しました。私は人と話してるときについ話が脱線してしまうことがあります。 自分でも何を話してるか分かんなくなる。だけどその分アイディアが思い浮かびやすい。こういうことやったら面白いんじゃないか。 YouTubeチャンネルを始めたのもそのおかげです。普段は脱線や注意力散漫に見える多方向思考が新しい価値を生み出すことがあるんです。 おかげ様でYouTuberとしても活動できてます。運が良かったのはもちろんあります。 ですが私がここまで来れた理由は間違いなくADHDのおかげです。今私たちは大きな時代の変化の中にいます。 大AI時代。マニュアル通りに正確に作業する能力はどんどんAIに取って代わられていきます。 でも考えてみてください。AIは既存のパターンから学習します。それはつまり誰かが既に作ったルールや枠組みの中で動くってことです。 AIに偏った思考をさせるには自分も偏った思考を持っていなければならない。ADHDこそが価値のある偏りを生み出すのが得意。 誰も思いつかなかった繋がりを見出し、常識を打ち破るアイディアを生み出せます。AIの時代にADHDの能力は輝くんです。 今まで欠点だと思われていたADHDの特性がこれからのAI時代では最強の武器になります。 何よりも伝えたいこと自分を許してください。あなたはあなたのままで素晴らしいんです。 なんでこんなこともできないんだと自分を追い詰めるのはもう終わりにしませんか? これが素晴らしい私の脳の特性なんだと受け入れてください。だからこそ自分にしかできないことがあるんだと信じきるんです。 自分を許すことは甘えではありません。自分を支えてくれる人たちに貢献するためにも自分を許す勇気を持たなければなりません。 自分のありのままを受け入れることができれば必要な助けを求める力が湧いてきます。自分を許せばあなただけの才能に気が付かれるんです。 あなたのできなかったことが最大の武器になる。それは自分を許すことから始まるんです。 ということでADHDについて話してきましたが、いかがだったでしょうか? 私が毎日配信している月額有料マガジン「Inside Stories」では仕事や人生に生かせる仕組み作り、アクションプランをお伝えしています。 私がADHDだからこそ徹底してこだわっている仕組み化。ADHDの方には特におすすめです。概要欄のリンクからぜひお試しをお願いします。 今回の動画が役に立ったと思ってくださった方、忘れずにチャンネル登録をお願いします。私の経営する株式会社Surpriseでは人生を変える機会を生み出す仲間を大募集しています。 大AI時代に多くの人の人生にサプライズを届けたい方、概要欄に貼っているコーポレートサイトのリンクからエントリーお待ちしてます。常軌を逸したレベルのAI活用です。 AIによって私のようなADHDが苦手なことをAIがやってくれるようになりました。でも活用方法が分からないという方がたくさんいるので新規事業としてAI活用マガジンを準備しています。 ものづくりの新規事業でもAI活用しているし、私の発信活動もAIフル活用です。この動画をきっかけに多くの人にADHDへの理解を深めてもらい、1人でも多くのADHDの方がさらに人生を豊かにしていけることを願っています。
[49:23]それではまた次の動画でお会いしましょう。私が最近ハマっていてADHDの方におすすめしたい商品があるんですけど、このシャクティマットっていうトゲトゲマット。 案件ではないです。簡単に言うと剣山の上に寝てるみたいなやつ使ってるんですけど、私は家や職場にこのシャクティマットを置いて常に刺されてます。 慣れないと絶叫するぐらい痛いです。だけど20分ぐらい寝てるとサウナみたいな整い効果がある。 私ADHDで頭がぐるぐる回ってる感じがあるんですけどこのトゲトゲマットが痛すぎて考えられないんですよ。 サウナの水風呂に入ってる時に近いです。時間経つと慣れてきて痛くなくなっていってそうするとリラックス状態になっていくんです。頭もすっきりする。 シャクティマットかけるメグリズムのホッタアイマスク最強です。ポケモンセンターより全回復します。シャクティマットは結構値段が高くて、Amazonの安いやつでいいんじゃないかと思って買ってみたんですけど、私が買った廉価版は微妙でした。 刺されることで健康というよりはリラクゼーション時間を強制的に作れることが健康に良い。最近は仕事中も足の下にマットを置いて刺されてます。 刺されてないと何もできない人生が始まりました。これ本当にお金もらってません。よかったらどうぞ。ではまた。



