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「五条悟」と「夏油傑」の全てを徹底解説!!【 呪術廻戦 考察 】

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[0:00]今回は、呪術廻戦に登場する二人の最強問題児について見ていきたいと思います。 呪術界に四人しかいない「特級呪術師」の一人であり最強超人五条悟の相棒夏油傑。 本編の前日譚「東京都立呪術高等専門学校」では悪役に相応しい活躍を見せ最後は乙骨の純愛の前に敗北。 その後呪術廻戦では物語の黒幕的存在羂索に遺体を乗っ取られ額に縫い目を刻んで遺体になっても働かされ続けています。 そんな夏油傑の術式が「呪霊操術」です。 降伏した呪霊を取り込み自在に式役する呪霊操術。媒介は不要で使役した呪霊自身の呪力で術式の発動が可能。 さらに呪霊の出し入れは四次元ポケットのように自由自在で取り込む呪霊の数にも制限がありません。 また対象の呪霊が術者と比べ階級換算で2級以上低い場合には“降伏の儀”を省きほぼ無条件で取り込み可能。 奥義である極ノ番は「うずまき」。取り込んだ呪霊を一つにまとめ超高密度の呪力として相手にぶつける荒技です。 まず呪霊操術の強みとして一番に挙げられるのが取り込める数に制限がない圧倒的な手数の多さでしょう。 百鬼夜行の夏油の言葉をそのまま信じるなら新宿と京都にそれぞれ1000体ずつの呪霊を放ち乙骨には4461体の呪いを「うずまき」にしてぶっ放していました。 つまりこの時点で少なくとも合計6400体以上の呪霊を所持していたことになります。 玉石混淆とは言え、これだけの“数”がそろえばあとはやりたい放題。 圧倒的な手数で次から次へ呪霊を繰り出して消耗戦に持ち込んだり咄嗟の場合の“弾よけ”に使ったりとSDGsに真っ向から逆行する惜しげもない無駄使いが可能なのです。 また相手に呪霊の術式が攻略されればまた新たな呪霊を放つことで終始有利な戦いを展開することができます。 夏油は高専3年になるまでの17年さらに闇堕ちから百鬼夜行に至るまでの10年合計27年もの歳月をかけ来る日も来る日も呪霊を集め続けこれだけ膨大な数の呪霊をコレクションしてきたものと思われます。 しかも公式ファンブックには「取り込んだ呪霊を全て把握している」と明記されています。 このことから某ジャリボーイのような感じで呪霊をゲットしていたのだと思われます。 さすが目指せジュレモンマスターです。 そして呪霊操術の特徴として自分の実力以上の呪霊を使役できるという点もあります。 例えば欲しい呪霊との戦闘の相性が悪かったり自分より格上の呪霊と戦う場合仲間や自身の呪霊に戦ってもらい呪霊を弱らせたところで取り込むということが可能です。 夏油の身体を乗っ取った羂索がどうしても欲しかった真人に虎杖を絡ませ続け必要十分に成長・弱体化した上で取り込んだのが良い例です。 しかし取り込んだ呪霊のレベルが高すぎると言うことを聞かずにそっぽを向かれるかもしれません。 さらに取り込んだ呪霊を使役した場合その呪霊自身の呪力で術式が使えるので術者自身の呪力消費はごくわずか。 呪力の燃費が非常に優れているのも強みです。 このように呪霊操術は頑張って取り込みまくれば無制限に手数が増えていき呪霊に付随する術式の数も底なしに増えていく無限大の可能性を秘めた驚異的な術式であることが分かります。 ここまではいいこと尽くめの呪霊操術ですが実はこの術式には唯一にして最大の欠点があります。 それは「呪霊を取り込む方法」です。 術者はまず狙いをつけた呪霊を手のひらで引き寄せちょうどモンスターボールくらいのお手頃サイズに丸めます。 そしてそのボールを口に入れ飲み込むのですが問題はその“味”で夏油はそれを「吐瀉物を処理した雑巾を丸飲みしている様な味」だと表現しています。 考えただけでも吐きそうです。 呪霊を操るためにはこの吐瀉物雑巾ボールを毎回“経口摂取”しなければならずこれを日々反復していくことは耐えがたい苦行であることに間違いありません。 作中での強さは・・・ 作中では夏油が使う呪霊操術は当初はそこまで強烈な印象を残していませんでした。 3年間の青い春の星漿体事件の時も夏油は伏黒甚爾にあっさりやられています。 相手が天与の暴君だったとは言え「虹龍」や「口裂け女」などドヤ顔で繰り出した呪霊たちは役立たず。 その上パパ黒には自慢の呪霊たちを「烏合だな」と煽られる始末。 この時の夏油が唯一ラッキーだったのは「呪霊操術の使い手を〇したら体内の呪霊がどうなるか分からん」というパパ黒の判断で命までは奪われなかったこと。 敵にそんな脅威を抱かせるのもまた呪霊操術のメリットなのかもしれません。 それから10年後底なしの呪力の塊である祈本里香をどうしても手に入れたい夏油は乙骨と戦うことになります。 しかし乙骨の純愛パワーと圧倒的主人公補正の前に敗北。 しかもこの時乙骨は呪術を学んで1年未満でありガチの素人術師でした。 これらの敗北から作中中盤までは多くの読者が「夏油は弱い」「呪霊操術は微妙」と思っていたかと思われます。 ところがそんなイマイチな術式が真価を発揮する時がやって来ます。 渋谷事変の終盤でうずまきは準1級以上の呪霊を使用しした時に術式の抽出が起こることが明かされました。 その結果真人」の「無為転変」を抽出した羂索はマーキングした非術師に無為転変を施します。 まさにここから死滅回遊が始まり多くの呪術師や非術師が右往左往することになるのですから今まで軽視されがちだった呪霊操術の株は爆上がりです。 そしてこの時同時に手数の多さの強みも描かれることになりました。 呪術全盛平安の世を再現するため羂索は1000万体以上の呪霊を一斉に日本に放ちました。 その結果東京23区はほぼ壊滅。官房長官を含めた総理代理全員が安否不明になり東京は壊滅しました。 特級呪術師の定義は「単独での国家転覆が可能であること」ですがこの惨状を見れば容易に国家転覆が可能であることが分かります。 さらに脹相との戦いで呪霊操術の新たな強みが明らかになりました。 それは術者の呪力によって使役する呪霊を強化することが可能だということ。 低級呪霊でも呪力で強化して群れを成して指揮に従えば異形の軍隊になるのです。 だからこそ羂索は夏油傑が「単独での国家転覆が可能である」という規格外の基準に当てはまる特級呪術師なのだと言っていました。 そして九十九由基とのバトルでは極小の「うずまき」を腹にぶち込むという応用技を見せ呪霊操術のさらなる可能性を見せつけています。 このように呪霊操術はもともと非常に汎用性の高い術式であることに加え術式の抽出が起こるという新たな設定が明かされたり新しい解釈による応用の幅が描かれたりするとその強さがどんどん拡大しています。 取り込むほどにパワーアップしバージョンアップも遂げていく呪霊操術は無限の強さを手に入れることが出来るまさに最強の術式だと言えるでしょう。 他の術式と比べて・・・ もちろん呪霊操術の他にも「手数の多さ」や「操る」という点で特化している術式はあるので呪霊操術“最強説”の裏付けのため少し比較してみようと思います。 まず冥冥の「黒鳥操術」は烏を操ります。 一匹一匹は強くない鳥ですが同時に複数体を操ることが可能で自死を強制させる縛りを利用した「神風」は特級呪霊を倒せるほどに強力です。 また視覚共有できる強みなどもありますが術式対象が「烏」に限定されてしまうところに応用の限界があると感じます。 次に伏黒恵の「十種影法術」10種の式神を調伏して従える能力で宿儺でさえもその力を欲しがった優秀な術式です。 しかし影を媒介として召喚するため両手で影絵を作る必要があり召喚の手順に多少の煩雑さがあります。 そのマイナス面に加え呪霊操術と比べてしまうとどうしても持ち駒が少ない点が少し残念に感じてしまうのでやはり呪霊操術に分がある印象は否めません。 ただし十種影法術には魔虚羅というチート級の式神がいるためもし調伏できればそんなデメリットは関係なしに最強になります。 最後に夜蛾学長や与幸吉の「傀儡操術」ですが夜蛾とメカ丸のそれとは少し違いがあります。 まず突然変異呪骸のパンダを生み出した学長の傀儡操術は3つの魂を核とする絶妙なバランスが求められその秘密は“特級案件”になるほど重要かつ危険なものでした。 しかし学長亡き今正統な後継者が現れるかどうかその答えは永遠の謎のままです。 与幸吉の傀儡操術は文字通り傀儡を操りこちらも軍隊を保持できるくらいの能力があると言えるでしょう。 しかしその運用範囲は通常限られていて作中でのメカ丸の活躍は与幸吉の天与呪縛があってこそです。 つまり「傀儡操術」もやはり「呪霊操術」の汎用性には敵わないのではないかという結論になります。 このように総合的に判断すると呪霊操術のポテンシャルの高さがよく分かります。 また術式全般で見ると五条悟の「無下限呪術」はまさしく最強ですがあれは「六眼持ち」という特例だからこそ。 つまり常人が扱う場合やはり「呪霊操術」が最も優れた術式だと言えるのです。 不可避の闇堕ち 多くの漫画でしばしば描かれる闇堕ち展開。 例えばNARUTOのうちはオビトや幽遊白書の仙水忍など闇堕ちしたキャラは数多く存在します。 そして呪術廻戦の夏油傑。 彼もまたなんやかんやの結果闇に堕ちてしまいました。 しかし夏油の闇堕ちは絶対に回避が不可能というほど丁寧に心身共に追い詰められていくものでした。 まず学生時代の夏油を振り返ってみると呪術師の鑑と言えるほどの人格者でした。 実際作中では「呪術は非術師を守るためのもの」という考えのもと動き常に弱者を守るためにその力を使っていました。 またなにかにつけすぐにやっちゃおうとするイケイケの五条悟を逐一止めていたことからもその真面目さがうかがえます。 そんな人格者夏油が闇堕ちしてしまった原因は一言では言い表せないくらい複雑で多岐に渡ります。 しかしその複雑さの中で共通しているのは負の感情の連鎖つまり「呪い」に通じてしまうようなマイナスイメージの蓄積だったと言える。 夏油闇堕ちの始まりは天元から五条と二人でご指名を受けた星漿体の護衛任務です。 「私達は最強なんだ」と自信満々で任務に臨みますが最強の名も虚しく任務は完全に失敗。 星漿体の天内に「帰ろう理子ちゃん」と手を差し出し「…うん!!」の瞬間に目の前で頭を撃ち抜かれるというある意味ベストタイミングな大失態を犯してしまいます。 そしてその際呪力0でなんの呪術も使えない自称サルこと伏黒甚爾に徹底的にボコられまくってしまいました。 九死に一生を得たものの自身の弱さを思い知らされた夏油。最強のプライドをズタズタに傷つけられ任務を全うできなかった夏油に残るのは「屈辱感」しかありません。 次に天内の死に拍手を送る盤星教の信者たち。このサルの群れの醜悪さは生理的な嫌悪感として夏油の心身に刻み付けられたものと思われます。 さらに大きかったのは最強コンビとして今まで対等だった存在の親友五条悟が覚醒し1年後にはガチの超人となり単独で「現代最強」と呼ばれるまでに進化してしまったことです。 ずっと隣で一緒に走っていたはずの親友。その背中が初めてハッキリ見えてしまった時自分だけが取り残されていく「挫折感」。 自分は何をしてるんだという「焦燥感」が夏油の精神を蝕んでいきました。 加えて特級術師の九十九由基と後輩の灰原雄は二人それぞれが全く予期せぬ形で夏油を後押ししていました。 まず九十九由基は「呪霊が生まれない世界のために非術師を皆〇しにする」というバカげた方法を「それはアリだ」とあっさり肯定してくれました。 これは九十九にとっては悩んでいる若者に対し少しでもアドバイスしてあげようという先輩の優しさからくる言葉であったと思われます。 しかしまだ未熟な学生で自分の中で非術師の価値が揺らいでいた夏油にとっては背中を押されたも同然。 そしてこの時“非術師からしか呪霊は生まれない”ということを教わり猿絶滅計画に大義名分ができてしまったことも夏油闇堕ちを加速させたと想われます。 さらにこの時天内理子の死に意味がなかったことを告げられます。 つまりあの壮絶な任務は失敗しようが成功してようがなんの意味もなかったのです。 術師にとって「意味」は大事なことだと考える夏油にとってこの情報は呪術師としての自分の存在意義すらも曖昧にしてしまうものだったかも。 とはいえ天元は同化を行えなかったことで呪霊化していたためこの情報は少し間違っていたと思われます。 そして「自分にできることを精一杯頑張るのは気持ちがいいです」と語った灰原雄。 この灰原との会話は孤独感を抱いたまま苦悩の日々を過ごしていた夏油に一筋の希望の光を与えてくれたに違いありません。 自分にはできないことでも最強と成った親友はきっと難なくできてしまう。 そんな「劣等感」を灰原の言葉は弱めてくれたはずです。 しかしそんな光の化身灰原も呪術高専のミスで逝ってしまいます。 この時夏油の内側ではどうにもやりきれない「無力感」があったはずです。 さらにここで七海から「もうあの人一人でよくないですか」と言われたことも夏油の精神を削ったはずです。 このように夏油の中ではあらゆる負の感情がまるで極ノ番「うずまき」のようにグルグルと渦巻いていたのです。 そして1年以上に渡り徐々に精神を削りらた夏油に最後の苦難が待ち受けていました。 「地図にも載ってねーようなクソ田舎で非術師である村人たちに虐げられる呪力持ちの双子の少女。 その二人を発見した夏油は守るはずの弱者がなんの価値もない「猿」だったという事実に改めて直面し闇の道を選択してしまうのです。 そしてこの後夏油は猿絶滅計画を進めていきますが一番に自分の両親を手にしています。 これは両親がクソだったからではなく「親だけ特別というわけにはいかない」という夏油の真面目すぎる考えによって起こされたもの。 呪術師はある程度おかしくないとダメと学長が言っていましたが夏油は呪術師として度を越すくらい真面目だったのでしょう。 これらたくさんの負の感情に加え夏油には「呪霊操術」使いの宿命もありました。 何年にも渡り来る日も来る日も大量の吐瀉物雑巾ボールを丸飲みしなけれはならない苦行。 こんな苦行を続けていては思想が闇側になってもおかしくない。 しかしもし夏油に「これクソマズいんだよね」と言えるある意味での弱さがあれば呪霊を取り込む苦痛も少しは和らいでいたかもしれません。 それかこの吐瀉物雑巾ボールが取り込む際痛みを伴ったり実際ににお腹を壊すような分かりやすい副作用があれば周りにも共有できたと思われます。 つまり「味」という嫌な思いはするけど自分次第で我慢はできるという絶妙なデメリットだったことも夏油を追い込んだ要因になっているのです。 さらに夏油が3年になった夏は昨年頻発した災害により蛆のように呪霊が湧いていました。 本来夏を謳歌するはずの夏休みが任務に追われ吐瀉物雑巾ボールを飲み込みまくるという学生とはおもえない悲惨な状況だったことも夏油の精神を蝕んでいたでしょう。 もしこの夏が忙しくなくて一人一人面談の時間があったり同期3人で遊べる時間があれば結末も違ったかもしれません。 それにしても改めて見返してみると夏油闇堕ちへのレールが丁寧に敷かれすぎていて驚きます。 この丁寧さおそらく羂索が関わっていることでしょう。 特に天与の暴君伏黒甚爾の介入や灰原を死に追いやった任務の誤情報昨年頻発した災害には羂索が絡んでいると思われます。 そう思うと九十九由基はナチュラルに夏油を闇に追いやっていますね。 そんな闇堕ち不可避の苦難を受け続けた夏油が闇堕ちしないためには一体どうすれば良かったのでしょうか? まず夏油が一人で抱え込む苦悩を周りの助けで緩和したり七海のように一度呪術界から離れることで平静さを取り戻すという方法が考えられます。 次にクズ量産御三家禪院家に一度下宿してみるという方法も考えられます。 非術師のために頑張る術師を救うために猿を絶滅させようとしていた夏油。 しかしその術師がクズばかりなら「術師も猿じゃね?」という風になっていた可能性があります。 つまり術師の家系ではない夏油だったからこそ術師としての視野が狭すぎたと考えられますのです。 他には最強になった五条と一度本気のタイマンをしてみるという方法も考えられます。 あの頃の夏油は腹の底に負の感情を溜め続けていてそれが最悪の暴発に繋がってしまいました。 1年間ずっと口にできなかった思いの丈を拳でぶつけ合い最後は泥だらけで倒れ込み今まで以上に絆が深まるという青春群像展開があったかも。 実際この直接思いをぶつけ合う方法で闇から救い出された者もいます。 それがうちはサスケです。 なんやかんやの末闇に堕ちてしまったサスケはREVOLUTION.するとイキリ散らしていましたがナルトとの激しいタイマンバトルの末改心。 そしてもし夏油が闇堕ちを回避しそのままで五条のように高専の教師になっていれば非常に優れた教師になっていたかも。 例えば生徒のレベルに合わせた呪霊を召喚し戦闘させることで安全に実践的な授業を行えます。 また任務に呪霊を同行させることで生徒の安全面が保証されます。 改めて考えると呪霊操術の便利さがヤバすぎます。 もしこのような未来があれば高専の生徒は今よりも確実にレベルアップしていたでしょう。

[18:29]乙骨優太は「リカ」ではなく「祈本里香」を使える。 さらに最強の五条と圧倒的「手数」の夏油。 これを相手にしなければならない呪霊側は悲惨です。 ちなみに、もし夏油が夢見る呪術師だけの世界ができたとしても呪霊による被害はなくなるでしょうが呪術師同士の権力争いはなくならないかと思われます。 つまり術師の呪いを巡る戦いはどうやっても終わらないのです。 あまりにも丁寧すぎるレールを敷かれ見事に闇に染まってしまった夏油傑。 できることなら五条と二人「最強コンビ」として生徒を育て上げる夏油の姿を見たかったものです。 五条悟 日本に四人しか存在しない特級呪術師の一人であり誰もが認める最強超人五条悟。 呪術高専東京校一年の担任でその身に化け物を宿す主人公虎杖、クールだけどわりかし仲間思いな伏黒、勝気な乱暴者の釘崎という第七班的な構成の生徒を担当しています。 さらに逆立った白髪に目隠し軽いノリで飄々としている先生ポジション。 簡単に言うとカカシ先生です。 しかしその力はただの一先生には収まらずどんなに強い味方でも基本的に足手まといになってしまいます。 その強さは間違いなく作中でダントツ最強です。 つまりカカシ先生のような人気ポジションのキャラに千手柱間のような規格外の強さを掛け合わせた夢の存在が五条悟なのです。 力だけでなく一級品の煽りスキルも持ち合わせています。 頭富士山を始めとした敵を煽らせるのはもちろん教え子や年上の同僚さらにはだいぶ年上の爺ちゃん先生まで誰かれ構わず煽り倒す生粋の煽リストです。 何にもかもを持ち会えた最強の人間ですが性格の良さだけが欠落していたのです。 そんなハチャメチャ先生は爆誕するだけで世界を変えてしまったまさしく神に選ばれた存在です。 というのもあまりに強大な力を持って生まれたために爆誕以降呪霊のレベルが向上し呪術界に多大な影響を与えてしまったのです。 つまり呪術界の歴史は五条悟爆誕の前後で全く異なるということのです。 術式は無下限呪術。 収束する無限級数を現実にするといいうなにはやこしい哲学的な能力。 簡単に言うと近づくもののスピードが遅くなりどれほど近づいても自分に触れられないという能力。 つまり完全なる絶対防御が可能なのです。 そしてこの無下限呪術を応用した技は非常に強力です。 術式順転「蒼」。 強力な収束反応を起こし、ブラックホールのようなものを発生させる技。 術式反転「赫」。 「蒼」とは反対に無限を「発散」させることで対象物を弾き飛ばす虚空を作り出す技。 虚式「茈」。 収束する「蒼」発散する「赫」を衝突させることで生成される仮想の質量を押し出す技。 威力は絶大で広範囲の地面を大きくえぐるほどの威力を誇ります。 このチートと言うべき術式だけでなく六眼という術式情報を視認できる眼を有しています。 難しく緻密な呪力操作を行えるのもこの六眼があるからこそ。 つまり六眼があって初めて無下限呪術を使いこなすことができるのです。 目隠しの下に特殊な目、ここにもカカシ先生要素がありますね。 領域展開は「無量空処」。 相手を無下限の内側に引き込み、無限回の知覚と伝達を強制させるという初見ではほぼ理解できない訳の分からない技。 簡単に言うとこの領域に入った者は廃人になってしまうのです。 つまり発動した時点で勝ちが確定するチート技です。 そんな最強超人五条悟ですが彼にも暗い過去があります。 高校時代最強のイケイケコンビを組んでいた親友の夏油傑がなんやかんやで闇堕ちし最終的に自らの手でトドメを刺すことになったという辛い経験をしているのです。 親友が闇堕ちしたこともカカシ先生の境遇を思い出させますね。 最強の力と最悪の性格から普通なら好き勝手に生きてもなんらおかしくないですが親友が先に闇堕ちしてしまったことで良くも悪くも退路を塞がれたとも言えます。 つまり現在の五条先生があるのも夏油さんのおかげなのです。 やらかし先生 誰もが認める最強超人五条悟。 本作の主人公であり教え子でもある虎杖悠仁を差し置いて物語の美味しいところを全てかっさらっていく罪深さにまったく無自覚な天然教師です。 そしてぶっちゃけ横柄とも言えるそのような振る舞いに対して口を挟む人間は誰一人いません。 それくらい五条悟の存在は規格外でありやる事なす事「五条なら仕方ない」と口をつぐむ雰囲気が呪術界に蔓延しているのです。 そして本人もその事を十分に理解し傍若無人ぶりを発揮する事もしばしば。 しかし物語全体を冷静に見渡してみるとこの最強先生は結構な頻度でやらかしているのです。 過去のやらかし まず最初のやらかしは高専時代の青い春星漿体護衛任務の時です。 夏油傑との最強コンビで星漿体・天内理子の護衛と抹消の任務にあたっていた五条は護衛2日目の朝沖縄に移動しその日の夕方には高専東京校に避難する予定でした。 しかし五条はこの予定を独断で変更し沖縄に一泊することを選択しました。 黒井救出という側面があったにせよおそらく人生で初めて訪れた沖縄で楽しそうにはしゃぐ天内。 当初は「ガキ」扱いしていた五条も天元との同化を翌日に控え残されたわずかな時間を海辺ではしゃぐ少女の姿に情が湧いてしまったのです。 人の優しさとして考えた場合この五条の選択は大いに共感するところがあります。 けれどこれを任務として捉えた場合には致命的な失敗だったと言えるでしょう。 五条の判断の論拠は天気が安定している事東京より沖縄の方が呪詛人が少ない事帰りの飛行中に懸賞金の期限が切れた方が好都合だと考えた事そして護衛は五条一人だけでなく助っ人1年の七海、灰原の2人と何よりも最強の相棒夏油傑が同行している事などがあります。 しかし結果的に五条のこの“読み”は完全に裏目に出てしまいました。 夏油が心配していたように五条は術式をずっと解いておらず最終的には不眠不休で3日間も回しっぱなしにするハメになった。 彼らは当時高専2年で若さからくるエネルギーに満ち溢れていました。 しかしそんなイケイケ具合も大人目線で考えると単なる「過信」に繋がっているという場面が人生にはしばしば訪れます。 この時の五条の心境はまさにこれでした。 そんな彼の心の動きは伏黒甚爾というやさぐれた大人によって全て誘導されていたのです。 その結果最強二人は見事に打ち破られ星漿体を暗殺されてしまうのです。 その後五条自身は最高にハイになり伏黒甚爾をボコしますがこの結末は決して美談では終わりません。 500年に1度の特別任務に失敗したことと親友夏油傑の闇堕ちの大きな原因を作ってしまったという2つの事実からは逃れようがない。 そしてこの星漿体事件が後の呪術界に与えた影響の大きさを考えるとあの時すぐに沖縄から戻っていればと後悔せざるを得ません。 次のやらかしは闇堕ち後に再会した夏油をみすみす見逃してしまった事です。 村人100人以上をボコり散らし史上最悪の呪詛師へと変貌した夏油傑。 そんな大犯罪者は軽犯罪真っ最中の家入のもとに爽やかに現れ駆け付けた五条と対峙することに。 「説明しろ傑」と声を荒げる五条は夏油の言い分に反論していきますが結局は「傲慢だな」と突き放されます。 この時の五条は自分でも何が本当に正解なのかよくわからない心理状態に陥っていたものと思われます。 理屈では目の前にいるのが“犯罪者”であると分かっていてもその人間は唯一無二の“親友”でありその逡巡や葛藤が五条の心を乱していました。 「〇したければ〇せ」「それには意味がある」と新宿の雑踏に消えていく夏油。無防備に背中を向ける史上最強のデコピンを構える五条。 しかし五条はその千載一遇のチャンスをみすみす見送ってしまったのです。 とはいえこの時の五条の精神状態とまだ学生という若さを考えるとこの選択は仕方ないと思ってしまいます。 そして冷静に考えなければいけないのはなぜあの時夏油がわざわざ家入の前に現れたのかという謎。 夏油は家入がその場で五条に連絡すると分かっていたはずです。 そしてその通りに五条が現れました。 きっとこの時夏油は自分の主張を伝える事で五条と決別し背中を向けて立ち去ることで五条を試していたに違いありません。 死ぬも生きるも五条悟次第。そのような境地に達していた夏油は五条が「見逃した」ことを免罪符に呪詛師の道を歩み始めたのではないでしょうか。 言い換えれば五条は最悪の呪詛師夏油傑の背中を押してあげた事になります。 そしてこの選択はその後の呪術界にとってとてつもなく大きな損害を引き起こします。 星漿体事件から11年後2017年12月24日に夏油は百鬼夜行を起こしたことで多くの呪術師や一般人が犠牲になってしまいます。 その後夏油は女衒し乙骨に敗れとんずらを測りますがそこに待ち構えていたのも五条でした。 そして五条はここでようやく夏油を仕留めることになるのです。 夏油闇堕ちの最初の原因を作り呪詛師としての門出を祝い背中を押してやっている状況だった五条はついに過去の清算に成功したのです。 ところがここでもしくじり先生の本領が発揮されてしまいます。 五条は手にかけた夏油の遺体の処理を専門家である家入に任せず独自に行っってしまったのです。 きっとここでも五条は一緒に青春を過ごした家入に夏油の亡骸を見せたくないという優しい心理が働いてしまったのだと思います。 その結果偽夏油こと頭メロンパン人間が誕生してしまいます。 その後の有様は読者の皆さんならよく分かっていることと思います。 つまりこの個人的な思いやりは呪術界全体から見ればとんでもない暴挙だったのです。 獄門疆から解放直後「こっちは悟の肉体を弔いに来たのに」とイキリ散らしていた五条ですがもともとは完全な自己責任です。 ここまでの五条は情に流されては判断を誤るの繰り返しでプロの呪術師として脇の甘さばかりが目立ちます。 教師という聖職にも就きいい加減本人にも自覚を持って反省してもらいたいところですがこの“悪癖”はまだまだ続きます。 現代のやらかし 時代は呪術廻戦現代の時間軸に戻り“宿儺の器”虎杖悠仁が登場します。 五条は虎杖を千年生まれてこなかった逸材だと舞い上がってしまい虎杖の存在を危険視し秘匿死刑を決めていた上層部の方針に逆らって虎杖を高専に入学させその後ろ盾になりました。 これは五条の能動的な選択にも見えますが実はここでも情に流されやすい五条の性格が影響しています。 五条より先に虎杖と遭遇していた伏黒が虎杖の人間性に心を動かされ「死なせたくありません」。 「私情ですなんとかしてください」と訴えたのです。 そして五条はその情に流され力業で上層部を黙らせ虎杖を活かす選択をしました。 その結果が渋谷での大虐殺です。 しかも当の本人は封印されており止めることもアフターケアもできていません。 さすが最強先生、教え子を甘やかしたりしないのです。 そして中盤の山場渋谷事変でもやらかしています。 呪霊側の作戦に「乗ってやるよ」と自ら向かう最強先生。 大量の非術師を人質に取った呪霊側は自分達にとって最大の脅威である無量空処を五条は9割9分展開しないだろうという読みでした。 しかし五条は「0.2秒の領域展開」という神業的な解放を編み出し299秒で約1000体の改造人間を虐殺し呪霊側を追い込みます。 しかし直後に投入されたのは満を時しての獄門疆。 この時のシチュエーションは伏黒甚爾に削られた時の敗北に酷似しています。 ギリギリのピンチを凌いだ後の弛緩の瞬間を敵はいつでも狙っているのです。 もしあの時五条が呪霊側の言う「貴様が想定している“犠牲”は呪霊に殺される人間であって五条悟に殺される人間ではない」という想定を冷徹に覆し初手から全力の無量空処で呪霊たちを殲滅していれば封印されることはなかったでしょう。 この冷徹戦法をやっていればたしかに非術師に相当数の犠牲が出てしまったと思われますがそれでもこの後の宿儺の虐殺よりかは確実にマシだったと思います。 木を見て森を見ずという諺の通り五条は自分の周囲を取り囲む多くの非術師の命を気に掛けるあまり渋谷の街全体にいるそして日本全国にもっと多くの非術師の命を思いを巡らす事が出来なかったと言えるでしょう。 これらのような情に流される系以外にも五条には過信や油断によるやらかしがつきまといます。 漏瑚との初対戦では「だって君弱いもん」という終始なめ切った戦闘を続けた結果仕留めきれず花御に救出されてしまいました。 その結果漏瑚は生き延びることとなり間接的に七海や真希直毘人の丸焦げに繋がるわけです。 さらに深掘りすると死亡した直毘人は禪院家の当主で彼の死が禪院家当主を巡る骨肉の争いを引き起こしました。 その結果が禪院家の壊滅つまり呪術界御三家の一角がなくなる。 さらにキツめの因果もつきまといます。 獄門疆に封印された五条を救出したい高専側は天元にその解除には天の逆鉾か黒縄が必要だと教えられます。 しかし希望の光が見えたのも一瞬で天の逆鉾は五条が海外に封印したか破壊してしまったと明かされさらに黒縄も五条自身が消し去っています。 つまり最強先生自身がヤバいと感じた呪具はあらかじめ闇に葬っていたわけですがその結果自分が獄門疆から解放してもらえないというハメに陥ったのです。 これまで通り事態を先送りにしていれば良かったのですがこの時ばかりはその決断力があだとなってしまったのです。 また因果という意味では幼少期から目を掛けていた伏黒恵に「強くなってよ僕に置いていかれないくらい」と語りかけた言葉は今となっては最もやるせないエールとなってしまいました。 期待していた当初の伏黒は宿儺に受肉されガチの最強になってしまっています。 将来「強くなりすぎる」伏黒への五条のこの励ましの言葉はもはや「呪い」にしか聞こえてきません。 このように最強なはずなのにやる事なす事全てが裏目に出て呪術界どころか世界がメチャクチャになっています。 最強から凡夫へ・・・ 誰もが認める最強超人五条悟。 特級呪術師の定義は“単独での国家転覆が可能”であることとされていてその存在はもはや対呪霊がどうとか呪いへの耐性がどうだとか通常の術師に対して語られるチマチマした評価とは別次元であることが分かります。 ところが五条悟の場合そんな別次元の4人の中でもさらに群を抜いた規格外の存在でありまさにチートクラスの実力を見せつけてきました。 実際ある時期まで「物語の真の主人公は五条悟である」と断言しても異論は出ないと思えるほど五条悟という術師は呪術廻戦という作品において特別な存在でした。 ところが或る場面を境に五条悟の評価は一転しダダ下がりしてしまう事態に陥った。 圧倒的最強 コミックス10巻の巻末に収録されたおまけのエピソード。 このエピソードは「あなたにとって五条悟とは?」という質問で始まります。 「先生!!」と即答する虎杖。一応恩人です…一応と答える伏黒。正直そこまで知らないと他人事のように答える釘崎。バカと口を揃える2年生たち。 「軽薄個人主義」とクールに呟く七海。そして最後に東堂が全員の思いを代弁し「言うまでもなく」と語ると「最強」の二文字と共に五条の立ち姿が現れるミニストーリー。 このエピソードは五条の人間性は別として術師としての実力には教え子を含む全ての仲間たちが手放しの信頼を寄せていたことを如実に表していました。 実際作中序盤の五条悟は最強先生として数々の強敵を圧倒し他のキャラには決して真似できない異次元の強さを見せつけてきました。 そして渋谷事変が始まると五条の強さはより明確に描かれていく。 描写の上でも顔つきに迫力が出てゴリゴリゴリゴリボチュンで花御を払い追い詰められた状況下でも冷静かつ瞬発的に戦略を練り上げ特級呪霊複数体を圧倒。 その際繰り出された“0.2秒の領域展開”とその後に続く“299秒での虐殺”シーンは圧倒的強者の凄みが漂っていました。 このように知的であり冷徹とも残虐とも言えるような戦いぶりは五条悟こそが“現代最強”であるという認識を読者に強く植え付けました。 しかしそんな最強も獄門疆に封印されてしまいます。 それでもなお五条に対する読者の評価は揺るぎませんでした。 むしろ「…まなんとかなるか」「期待してるよ皆」という五条自身の台詞も相まってどこか余裕がある状態だったはずです。 これはいとえに物語が進んでいけば“最強”の五条悟は必ず復活すると全ての読者が信じていたからだと思われます。 しかし一部読者の間ではやらかし先生などと揶揄されていたのもまた事実です。 そんな五条悟でしたが生徒たちの頑張りもあり無事獄門疆から解放されます。 そしてここからの活躍は一気に常人離れしていきます。 復活した五条は羂索を見下ろして「今際の際だぞ」と悠然とした態度で宣告。 これまでどんな場面でも余裕綽々だった羂索でしたがこの時は終始焦りまくっていました。 しかもこの時の五条は深さ8000メートルの日本海溝から舞い戻ってきた直後でした。 深海の超高水圧も無酸素状態も浮上する際の気圧差も最強先生には関係ありません。 普通の人間は勿論おそらく宿儺であっても絶命は免れない環境です。 そして羂索の居場所を瞬時に検知して瞬間移動するという俊敏すぎる機動力も発揮しています。 また復活のタイミングで地震が発生するというもはや天変地異規模の超常現象を引き起こしています。 このように復活直後の五条悟は存在自体がありえないような人知を超えた“超人”として描かれた。 久々の復活を果たし“超人”となった五条悟に対する読者からの期待は当然高まっていきます。 そしてついに始まった宿儺とのタイマンバトル人外魔境新宿決戦。 ここでも五条悟には見せ場が満載です。 いきなり全力200%の虚式「茈」をぶっ放すド派手な幕開け。 序盤のゴリラ呪戦からお互いの領域展開へと対決は続き宿儺の閉じない領域により五条の領域は外殻を破られ宿儺の斬撃がその首筋に届きます。 多くの読者が固唾を飲む瞬間でしたが五条は反転術式と同時に簡易領域や落花の情を併用し宿儺に対抗。 さらには反転術式で肉体を治癒せずに焼き切れた術式を治癒するという驚きの呪力操作も見せました。 まさに何でも出来ちゃうスーパー先生。 この五条悟の姿には愛弟子乙骨と同様に多くの読者が驚愕と感嘆の声を上げたことでしょう。 しかしそんな無茶な領域対決も5回を越え領域が使えなくなった両者の戦いは新たな局面へと移行します。 再び始まるゴリラ呪戦。 この間に魔虚羅の法陣を使い五条の不可侵への適応を果たすそうとする宿儺に対し五条も様々な“読み”で戦局を見極めバトルをアレンジしていきます。 そして意表を突いて宿儺の背後から「赫」を回り込ませ直後に繰り出したのが五条が初めて見せる「黒閃」でした。 この一撃にはさすがの宿儺も白目をむき頭上の法陣も落下してしまうほどのダメージを負ってしまいます。 ところがその瞬間現れた魔虚羅と新たに召喚された鵺合獣・顎吐も加わった3VS1の戦いが始まると五条はまたもや劣勢に追い込まれます。 しかし五条は出力最大の「蒼」で顎吐を潰すと続いてこのピンチを跳ね返す最大の店場を作るのです。 それが詠唱で出力を高めた「赫」と「蒼」を遠隔で衝突させて作り出す無制限の「茈」という捨て身の大技でした。 この大技で最強の式神魔虚羅が消滅し宿儺にも致命的な大ダメージを与えることに成功しています。 このシーンが描かれた235話のラストカットは「五条の勝ちだ」の吹き出しで終わり本当に五条の勝利で終わると信じてもおかしくないような展開でした。 そして連載時235話の次週が休載だった事もあり236話は読者の期待がより高まっていました。 最強対決の結末 しかし236話は我々読者が全く想像もできないもので五条悟はここで退場してしまいました。 宿儺は魔虚羅が見せた手本によって世界を断つ斬撃を会得し五条悟を真っ二つにしてしまったのです。 黒閃で2.5乗の威力を見せた五条ですが次の瞬間には2.5条になっていた悲劇。 しかももし五条の術式解釈が空間存在世界そのものにまで及んでいれば無限の不可侵を破られることはなかったのではないかと思われます。 つまり自身で能力の上限を作ってしまっていたと考えられますのです。 これもフィジギフおじさん以外は誰も相手にならなかった最強ゆえの奢りだったのかもしれません。 強さだけが取り柄の存在だったのに自身の奢りで敗れてしまったかもしれないという残念感は多くの読者をガッカリさせたことでしょう。 そして問題となるのが五条が薄れゆく意識の中で見た妄想走馬灯のシーンでこのシーンにこそ五条の“本質”が詰まっていました。 青い春を共に過ごした仲間たちとの会話の中で五条の心境が明かされていくことになるのです。 自分以外の人間は花にしか思えなかったという孤高ゆえの侘しさ。 戦いに行く自分を送り出す親友の姿がなかった無念。 ただひたすら自分を満足させるために呪術をしていた異常さ。 中でも宿儺に全力を出させてあげられなかったことを悔いているというのは凡人には理解できない感情です。 残された術師や生徒に対し宿儺を仕留められなかったことを申し訳なく思うなら分かるのですが五条は戦った相手である宿儺に対し申し訳なさを抱いていたのです。 これから宿儺が生徒や同僚を皆殺しにして日本どころか世界が終る可能性があるのにそのことに関しては一切何の感情も抱いている様子がありませんでした。 渋谷事変で一般人を巻き込むことを躊躇していた最強先生はもうどこにもいません。 五条は高専の頃の天上天下唯我独尊していた時と本質的には全く変わっていなかったのです。 つまり五条は先生という役を演じているだけの戦闘狂だったということとです。 カカシ先生だと思ったらうちはマダラだったみたいな感じです。 また五条自身高専時代の姿で死後の世界に行っていることからも先生として後進を育てていた時よりも傍若無人に振る舞っていた高専時代の方が心に深く残っていたと思われます。 生徒や仲間に対して「夢があるんだ」「だから僕は教職を選んだ」「強く聡い仲間を育てる」と熱く語っておきながら臨終の瞬間に生徒の姿は頭の片隅にすらなかったのです。 さらに結果だけ見ると物理的には結構破壊されたものの本当の意味での呪術界の改革はできておらず教え子の成長した姿も見れずただ一人の親友を弔うこともできてない。 また残された生徒たちにとったら史上最強がさらに強化されてしまったという最悪の置き土産を残しています。 しかしもう逝ってしまった最強にはそんなことは全く関係ないのです。 こういった五条のひとりよがりの言動から読者の評価は一気に下がってしまった。 このように空港を境に最強先生の評価はダダ下がりです。 そして宿儺は直後の鹿紫雲との戦いで平安時代の異形の姿になり圧倒的な力を披露したことで宿儺に仮に十種がなかったとしても五条は勝てなかっただろうという読者の見解が大部分を占めることになっています。 伏黒の肉体と比べて明らかに体格がよくゴリラ力が高さそうなところを見ると領域展開でゴリゴリしまくれば五条は為す術もなくやられていたのではという意見が多いです。

[43:33]もし完全体宿儺と対峙していた場合作中のように領域合戦の末術式が焼き切れた五条は4本の腕でがっしりと掴まれたうえで不可避の無限斬撃攻撃を浴びせられ一方的にボコられて終わりという展開になっていたかもしれません。 そもそも冷静に振り返ると五条悟に次ぐ現代の異能乙骨優太。 五条悟や宿儺をも凌駕する再生速度を持つ秤金次。五条悟と並ぶほどの才能の原石と評される日車寛見など五条悟に並び立つ術師が乱立しています。 もはや五条悟のバーゲンセールです。 また五条退場後の現状を見た読者からはわざわざ宿儺に1ヶ月の猶予を与えずあの時倒しておけば良かったのにと言われることが多くより戦犯扱いされています。 なんから最強の宿儺と戦いたいという己の欲望のためにわざわざ敵に準備の期間を与えたなどと揶揄されることも多いです。

[44:50]この人間味溢れるところも最強先生らしくて大好きです。

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